こんばんは。

 

悲しみを乗り越え、生きてて良かったと思える日をお届けします大友智子です。

 

 

10年前の3月、病院で見せられた父の肺のレントゲン。

素人の私が見ても長くないことがすぐに分かる真っ白な肺の写真。

 

ベッドの上で苦しそうな表情の父。

 

それまでも長きに渡り絶えることのない痛みに耐え、動かなくなる身体と付き合い、物事が認知出来なくなっていく苛立ちを抱え、一日置きの透析となり・・・・

 

 

「最後の最後までこんなに苦しむのか」と心が痛んだ。

 

 

姉は父に「もっと頑張ろうよ!桜を見に行くって言ったでしょ!」と叫んでいた。

けれど私は父の手を取り「もう頑張らなくていいよ」と言った。

 

 

 

「あれ以上、父に何を頑張らせようとしたんだ」

そんな姉への小さな怒り。

 

「もういいよなんて・・・冷たい言葉を」

そんな自分への小さな怒り。

 

 

 

 

時が経ち、今目の前にはやせ細った義母。

少し持ち直したかなと感じる日があっても、確実にくだり坂になっている。

 

 

父の時を思い出し「頑張ってなのだろうか。頑張らなくていいよなのだろうか」

ふとそんなことを考えてしまう。

 

 

義母にかけた言葉

「お義母さん、頑張っているね」

自分の希望というより、義母の今ある状態が言葉になった。

 

 

「頑張って」も「頑張らなくていいよ」も「頑張ってるね」も・・・・

家族だからこそ出る言葉。

大切に思うが故にあふれ出る言葉。

積み重ねてきた宝のような日々があるからこそ掛ける言葉。

 

 

10年前の小さな怒りが、心を温める柔らかい灯火に変わった。

 
 

 

本日もお付き合いいただきましてありがとうございました。

ゆっくりおやすみください。

 
 
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