こんばんは。
悲しみを乗り越え、生きてて良かったと思える日をお届けします大友智子です。
本日もブログに訪れていただきありがとうございます。
マンホールが地面より1メートル飛び出し。
道路には亀裂が入り。
デスクトップパソコンが床に叩き落とされていることなどどうでもよくて。
買ったばかりの靴がヘドロまみれになることにも何の躊躇もなく。
お風呂に入れなくても化粧ができなくてもそんなことどうでもよく。
無我夢中だった8年前。
自宅から車で10分ほどの距離にある施設にいた義母の安否を確かめるために駆けつけた時。
国道に縦になったりひっくり返ったりした車や大量のがれきで埋め尽くされた光景が目に入りました。
停電していたため、まだ津波のことも分からず。
いったい何が起こったのか理解できませんでした。
肌を刺すような冷たい風。
呆然と歩きました。
その時、警察官が私の手を握り「これでも食べて頑張れ!」とあめ玉をくれました。
この時、ただ1回、号泣しました。
小さなあめ玉。
警察官もあの状況で手に入れることは簡単ではなかったはずなのです。
警察官にもご家族がいたことでしょう。
それでも見ず知らずの私に分けてくださったあめ玉。
現物は今ないけれど、生涯忘れない出来事。
今、当たり前に電気も水道もガスも使えること。
いつでもお店に行けば何でも手に入ること。
家族が元気でいてくれること。
住まいがあること。
祈りがあること。
あめ玉を見るたびに思い出し、あの優しさを何度も心に刻んでいるのです。
本日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
ゆっくりおやすみください。
いただいたメッセージは、1通1通、丁寧に目を通させていただきます
死別・喪失感のお悩み、お聞きします
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