前回までのあらすじ:
本田承太郎は藤堂物産で働くサラリーマン。
本田達は人事部の倉持部長の
講義を終え倉持の部下の柏木から
人員採用についての話を
聞いていました。
第176話:アルバイト面接手順
柏木はまず、
面接を行う側の注意事項と手順を
説明していきます。
アルバイト面接で必要な物は
・履歴書
・筆記用具
・相手のチェックシート
・質問内容
・自社の説明資料
等があります。
面接を行う場所はお店の
状況によって違いますが
案内する場所は配慮が必要です。
事務所が汚く整理されていないとか
たばこ吸ってで煙っているとか
他の人が頻繁に出入りするとか
相手に対し最低限の失礼が
無いように行わなければなりません。
面接で行うのはコチラ(採用側)が
相手を採用するか決めるだけ
という単純作業ではありません。
やるべき事として、
①必須事項を伝える
②面接応募者の人間性等を判別
③相手の希望やアピールを聞く
④こちらの要望を伝える
⑤対応方法を伝える
こういった事は必ず
行わないといけませんので
注意して下さい。
前田
「必須事項って何ですか?」
柏木
「法的に伝えなければならない
労働条件などの項目です」
柏木の言う労働条件で伝えなければ
ならない事とは具体的に
次の様な事になります。
1働く場所
2仕事内容
3勤務日・休日
4営業時間/勤務時間
5休憩時間の内容と決め方
6時給・計算方法・深夜手当
7支払日・支払方法
8昇給について
合格不合格に関わらずこれは
面接を行う側は必須で相手に
伝えなければ違法なものとなります。
相手の人間性やひととなりを
判別する質問は事前に
準備しておいて下さい。
実はこれが重要だったりして
相手の事を知るチャンスでも
あるのですが、
面接を行う方はお決まりの
質問しかしない場合があるので
応える側もそれなりの答えしか
返さないと言う流れになるのです。
面接官の仕事は相手を知る事なので
その為には工夫した質問を準備して
おきましょう。
アルバイトの場合、
心証が悪くなる様な質問は
だいたい嘘をつくと思ってください。
例えば、
「今までの職歴・経験など?」
という質問で以前の仕事を辞めた
退職理由等を聞いても
あまり意味はありません。
クビになりましたと面接で
正直に言う人はいませんし
もしそういう事を言う人や
以前勤めた企業を悪く言う場合など
その時点で採用基準には
満たない人になります。
次に必要なのが、
自分の企業やお店の営業内容と
雰囲気、やって貰う業務内容です。
どんな職場なのか?
どんな人が働いているのか?
どんな仕事を与えられるのか?
という事を伝えて下さい。
相手に職場で働くイメージを
もって貰った所でこちらの
要望を伝えます。
・どういう事をやって貰いたい
・どういう人になって貰いたい
・シフトの条件面
・服装や規則など制限面の承諾
そして、
相手の要望も聞いておきます。
シフト回数や稼ぎたい金額、
休みの予定など。
ポイントとしては、
夏休みや冬休みなどの長期休暇を
シフト貢献出来るか約束して貰う
事も事前に話しておくと
後々便利です。
そして最後に面接の合否を
伝える手段や予定を
言っておきます。
基本的に履歴書は面接をした時点で
お店の金庫などで保管し、
面接以外には利用しない事を
相手に伝えます。
その際に合否判定を電話で
行う場合再度お店に来る必要が
無くなりますが、
この履歴書の処分方法を
決めておかなければなりません。
場合によっては不採用時に
返却を希望された場合
履歴書は返却しなければいけない
決まりになっていますので
勝手に処分は出来ません。
また、履歴書と雇用契約書を
セットで保管しますので
採用された場合は返却しません。
退職時と不採用時に返却または
処分を行う流れになります。
この手続きを円滑にする為にも
面接の時点で忘れずに
「もし採用され場合履歴書は
お店で預かりますが不採用の場合
履歴書の処分方法は
どうしますか?」
と言う事を聞いておくと
後が楽になります。
柏木
「次に面接中の重要な注意点を
話しておきますので覚えて
おいて下さい」
そして面接での注意事項を
柏木は話し始めました。
つづく