前回までのあらすじ:
藤堂物産で働く本田承太郎はこの会社で10年働くサラリーマン。
本田承太郎は部下の前田と共にお好み焼き屋に来ていて
お店の入口について考えていました。
第54話:入りたくなるお店の入口の条件
「このお店で外観、入口を改善するとしたらどうする?」
「そうですね、お店のメニューとか貼ってアピールするでしょうか。」
と、本田承太郎は前田に問いかけて
これまで訪れた店長の話や調べて解った入口の条件を説明していきました。
まず、外観はお店の雰囲気が解るデザインにしなくてはいけない。
・何のお店か(何を売っている・ジャンル)
・どんな雰囲気か解る(アットホーム・チェーン・こだわり)
・内装とのギャップがないか
・30m手前で看板の内容が解るか
・色や文字の使い方(入りたくなるか)
看板の時点で注意することは上記のように
お店の雰囲気を「伝える」ことにあります。
50m手前で雰囲気やお店の内容が判るのが理想的ですが
周辺の状況にもよるので目視で30mの時点で
何のお店かハッキリ解らないのならば改善が必要です。
そのお店のコンセプトがあると思いますが
どんな商品を売っていてどんなサービスを提供しているのか、
看板を見て入店した人が内装の雰囲気を見て
違和感を感じないかという事も注意しなくてはいけません。
あまりに、誇大広告だと逆効果でお店に入ってから
印象が悪くなるからです。
看板などのデザイン変更はさすがに費用も掛かりますが
お店に入る前の大事なコミュニケーションなので
看板一つで集客の%が変わることもある重要な要素です。
次に、入口の時点での改善ですが
「入りやすさ」を重視して考える事が必要です。
・入口の広さは充分か
・入口付近に邪魔なお店の備品などは置いていないか
・無駄な段差が無いか、バリアフリーになっているか
・入口付近は整頓されているか
・お店の入口付近の綺麗さ清掃状況は万全か
当然ですがお店に入り易い作りの入口の方が
お客さんの印象が良いです。
お店の前では、入ると決めた時点で
数秒間しかその場にいないので雰囲気しか解りませんが
その「雰囲気」を重要視して欲しいところです。
・解らないからダンボールを隅に置いてる
・雨の日の傘の忘れ物を晴れでも放置している
・ゴミが落ちている
・ガラスが汚い
・張り紙が多すぎる
・目玉商品が解らない
このように解らないからやっても良いのでは無く
細かいところを突き詰めて雰囲気を作る事で
伝わる事もあるのです。
注意点は
「不潔さを与えない」
「入りにくさを与えない」
「お店の内容や目玉がひと目で解る」
「物理的に障害が少ない」
このような事に注意して入口作りを行うと良いということでした。
「入口にもそんなに細かい気遣いがあるんですね」
前田はそう言うと
入る時には気付かなかったお好み焼き店の整頓状況や
入口付近の改善点が見えて来ました。
そうやって条件に当てはめて見る事で
お店の改善点や良いところも見えてきます。
今回本田承太郎がお店に入って注目したのは
「トイレ」でした。
つづく