瀬戸内海の島での楽しみのひとつ。
それは、松の木陰で波の音を聞きながら潮風を感じるという島時間を楽しむこと。
それはそれは至福の時間です。
坂道を登り終えたら見えてきたのは、安藤忠雄さん設計の「地中美術館」
先の新国立競技場問題でも少し絡んでたような、うまくすり抜けたような。。。
この地中美術館は、島の景観を壊さないように、山の地下に作られた美術館です。
安藤さんのラフ図がベネッセハウスにありました。
コンクリートと光で遊ばせたら最高の建築家ですね。
6月に行った高梁市成羽美術館も安藤忠雄さんの設計です。 → 備中松山城からの成羽美術館
ここで観れるのは、3人の作品だけなんです。
そしてこれを作ったのは、ベネッセの福武總一郎会長がモネの睡蓮を買ったことがキッカケ。
モネ以外は、ウォルター・デ・マリアとジェームズ・ダレル。
詳しくはここを見て下さい → 地中美術館
モネは、ジヴェルニーでの晩年作品。印象派の巨匠の完成度の高さに驚きを隠せませんでした。
何度も近寄ったり離れたりしながら、その上手さを確認してしまいました。
そして、デ・マリアの作品は、この階段の中ほどに置かれた直径2.2mの球体に映る天井からの光。
手前が東なので、一日の中でも見え方に変かがあり、季節によっても変化が見えるようになっている。
そんな不思議な空間で、オヤジは今まで絵とか観るのに毎日見ていたいかと考えながら見てました。
それは、毎日同じものを見てて飽きないか?だったんです。
この作品も毎日見たいと思ったんです。ただそれは毎日変化するこの空間を見ていたい。
この空間全てがアートなんですね。
そう思って少し分かったぞと思ったのも束の間。
李禹煥美術館では、またまた「???」のような感じでした。
そして宿泊施設もあるベネッセハウスミュージアムです。
何日かゆったりと直島を見て回るんならこんな所に泊まって見て回るのもいいですね。
中には、これぞ現代アートといった作品が展示されていました。
そこから山を下りると砂浜の綺麗な浜辺の公園。
そこにも独特の作品がありました。
ひとつひとつが原色で青空とよくマッチしていました。
このエリアでは、やはり地中美術館が一番でした。
入場制限もあり、多くの人がワンサカはいらないようにしていて、ユッタリと観る事ができました。
(当然、その分だけ待ち時間もあるんですけどね)
その地中美術館のキュレーターを務めたのが、金沢21世紀美術館館長の秋元館長という話。
どうりで、岡山にある知り合いのアートギャラリーでも金沢21世紀美術館の話が出るはずです。
真夏の昼間にこれだけ動き回り、疲れもピークに達しているオヤジは、ここから最後のエリアまで
またもや、真夏の太陽と闘いながら自転車を押して坂を上るというオヤジのポタリングでした。
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