大橋 卓弥(おおはし たくや/1978年5月9日~)は、

日本のシンガーソングライター、ヴォーカリスト。

スキマスイッチでヴォーカル、ギター、ハーモニカを担当。

 

 

 

1978年5月9日、愛知県東海市にて2人兄妹の長男として生まれる。
幼少期からクラシック音楽を好み、小学生の頃からピアノを習い始める。当時はピアニストになる事を夢見ていた。

中学に入ると、生徒会の書記として朝礼で漫才をするなど人前に出る楽しさに覚醒。

中学2年までピアノを続けていたが、所属していたバレーボール部の練習が増え、ピアノ指導者から「(突き指しやすい)バレーとピアノは相性が悪い」と注意を受ける。また、指導者の薦めで観たリサイタルでプロの演奏を聴き、自分との違いに衝撃を受けたことで自身の能力に限界を感じ、ピアノを習うこと自体を止めてしまう。

愛知県立知多高等学校(現・愛知県立知多翔洋高等学校)に入学し、同校ではバレーボール部を続け、キャプテン兼エースアタッカーとして活躍。戦績は県大会ベスト8。

高校3年生の夏、中学時代の先輩だったヨツヤタカヒロ.(1977年5月2日-)の誘いで観に行ったライヴで常田真太郎(ときた しんたろう/1978年2月25日-)と邂逅。しかし第一印象は「何でこんなにピアノが下手なのに人前に出られるんだろう?お客さんを入れてお金取ってやってるのに」と、非常に悪かった。この頃、カラオケに初めて行った際に「歌がうまい」と褒められ、ミュージシャンになる事を意識し始める。

高校卒業後に上京し、常田と同じ音楽専門学校に進学。当時は、常田の住んでいた近くに大橋もアパートを借りた。 しかし、専門学校にたった2週間で行かなくなり、その後、親に内緒で自主退学。当時ヨツヤタカヒロ.らと結成していた4人組バンド「Dear Friends」も、音楽活動より麻雀に熱中して自然消滅した。

以後は1人で路上ライヴを中心に活動する。その間、常田から「一緒に音楽をやらないか」と何度も誘われるが、良い印象がなかったため大橋は逃げ続けた。

 

1999年、路上ライヴを続けているうちに自作曲のCDを作りたいと考えた大橋は、自身の楽曲のアレンジやレコーディングを常田に依頼。大橋のCDが完成した際、常田はせっかくだから誰かに聴かせようと他の作品とともに売り込みに行く。すると大橋の作品だけ群を抜いて評価が高かった。この際、常田は大橋と組んでいるのかと訊かれ、思わず「はい、組んでます」と即答したという。

後日、突然常田から電話が来て「組むことになったから」と宣言され、後に前述の経緯を説明を受けたが、そのまま流される形で「スキマスイッチ」を結成。ユニット名は、当時の常田の部屋で目に入った窓の「隙間」と電気の「スイッチ」を組み合わせて作った造語。名称に深い意味は無く、響きを重視して付けられた。

12月8日、大橋の1stソロミニアルバム『休日』を発売。

 

 

2000年4月1日、スキマスイッチ初のオリジナルアルバム『10チャンネル』をインディーズから発売。
12月6日、赤坂Blitz、ぴあ、日音の3社が共同で始めた「Blitz-Pia Records」より発売されたコンピレーションCD『BLITZ・PIA SELECTION FROM NEWCOMER CARNIVAL 2000』に参加。

 


2001年、本格的なライヴを渋谷・新宿にて始め、自らの主催による「想いコンダーラ」というライヴイベントを複数回開催。
この頃に、現在のマネージャーである樋口健と知り合い、事務所「オフィスオーガスタ」に入る。
3月、ミニアルバム『僕の話』をインディーズから発売。

 

 

2002年8月4日、「AUGUSTA CAMP 2002」のサブステージに出演。
 

 

2003年7月9日、1stシングル“view”(作詞・曲:スキマスイッチ/作詞作曲は特記が無い限り同じ)でBMGファンハウスからメジャーデビュー。NHK-BS2『真夜中の王国』2003年7月オープニングテーマ。ビデオクリップは、大橋の誕生日である5月9日に千葉県の根本マリンキャンプ場で撮影された。オリコン68位。

 

9月17日、ミニアルバム『君の話』発売。オリコン30位。

 

 

2004年3月10日、2ndシングル“奏(かなで)”を発売、リリース当時はオリコン22位止まりだったがロングセラーとなり、「Billboard Japan Hot 100」では後に登場数167週と歴代5位を記録する。

 

6月16日、3rdシングル“ふれて未来を”を発売、オリコン25位。

 

6月23日、1stアルバム『夏雲ノイズ』発売。オリコン2位。

11月24日、4thシングル“冬の口笛”を発売、オリコン6位。

 

 

2005年4月20日、5thシングル“全力少年”を発売、オリコン3位。

 

6月22日、6thシングル“雨待ち風”を発売、オリコン7位。

 

7月20日、2ndアルバム『空創クリップ』発売。8月1日付オリコンアルバムチャート初登場1位を記録。

 

8月9日、常田がオフィシャルサイトにて結婚を報告。
12月31日、“全力少年”で第56回NHK紅白歌合戦初出場。

 

 

2006年2月28日、常田がプライベートレーベル「doppietta」を設立。
3月1日、7thシングル“ボクノート”を発売、オリコン3位。

 

7月12日、同じ事務所所属アーティストのオールスターユニット「福耳」の新曲“惑星タイマー”を2人でプロデュース。オリコンシングルチャート初登場6位を記録。

 

8月16日、8thシングル“ガラナ”発売。8月28日付オリコンシングルチャート初登場1位を記録。

 

11月22日、9thシングル“アカツキの詩”を発売、オリコン6位。

 

年11月29日、3rdアルバム『夕風ブレンド』を発売、オリコン3位。

 

11月30日、第48回日本レコード大賞の審査委員会で“ボクノート”が大賞にノミネートされ、金賞を受賞。
12月31日、“ボクノート”で『第57回NHK紅白歌合戦』に2回目の出場。

 

 

2007年7月11日、10thシングル“マリンスノウ”を発売、オリコン3位。

 

8月1日、初のベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ』発売、同年8月13日付、8月20日付のオリコン・週間アルバムチャートにて、自身初の2週連続1位を獲得。

 

9月29日、大橋がオフィシャルサイトにて結婚を報告。
12月14日、オフィシャルサイトにて、大橋卓弥ソロ・プロジェクト発表。
12月31日、“奏(かなで)”で第58回NHK紅白歌合戦3回目の出場。

スキマスイッチとしての活動と並行しながら、各自ソロ活動を開始。

 

 

2008年2月6日、1stソロシングル“はじまりの歌”(作詞・曲:大橋卓弥/編曲:大橋卓弥 & Drunk Monkeys)を発売。ユーキャン2008キャンペーンソング。オリコン3位。

 

4月2日、2ndソロシングル“ありがとう”(作詞・曲:大橋卓弥/編曲:大橋卓弥 & Drunk Monkeys)を発売、NHK土曜ドラマ『刑事の現場』主題歌、母の日花キューピットコラボレーションキャンペーンソング、JB本四高速 CMソング。オリコン3位。

 

同日、初のライヴアルバム『スキマスイッチ ARENA TOUR'07"W-ARENA"』発売。
6月11日、3rdソロシングル“SKY”(作詞・曲:大橋卓弥/編曲:大橋卓弥 & Drunk Monkeys)を発売、角川映画『DIVE!!』主題歌。オリコン8位。

 

同日、初のライヴDVD『スキマスイッチ ARENA TOUR'07"W-ARENA"THE MOVIE』を発売。

7月2日、1stソロアルバム『Drunk Monkeys』を発売。

 

9月29日、初のソロツアー「大橋卓弥 with Drunk Monkeys TOUR』をスタート。本ツアーにて未発表曲“バトン”を初披露。

 

12月11日、大橋のソロツアー最終日となるこの日、オフィシャルサイトにてスキマスイッチとしての活動再開を宣言。

 

 

2009年5月20日、11thシングル“虹のレシピ”発売。邦楽シングル新譜作品で初となるBlu-spec CDを採用。オリコン5位。

 

10月14日、12thシングル“ゴールデンタイムラバー”を発売、オリコン2位。

 

11月4日、4thアルバム『ナユタとフカシギ』を発売、オリコン3位。

 

11月17日、大橋がオフィシャルサイトにて第一子誕生を報告。

 

 

2010年7月7日、13thシングル“アイスクリーム シンドローム”を発売、オリコン6位。

 

 

2011年1月26日、14thシングル“さいごのひ”を発売、オリコン11位。

 

3月13日、東北地方太平洋沖地震を受け、YouTubeに“奏(かなで)”をアップ。
7月9日、デビュー8周年となるこの日、三作連続配信リリース第一弾となる“センチメンタル ホームタウン”、8月13日“石コロDays”、9月14日“晴ときどき曇”を配信。

9月14日、15thシングル“晴ときどき曇”を発売、オリコン10位。

 

10月5日、5thアルバム『musium』を発売、オリコン7位。

12月18日、恵比寿・LIQUIDROOMにてソロライヴ「大橋卓弥 with Drunk Monkeys Live “Reprise II”at LIQUIDROOM」を開催、未発表曲“Who am I?”と“EASY”を初披露。

 


2012年1月7日、日、6thシングル“ラストシーン”を発売、オリコン10位。

 

8月8日、17thシングル“ユリーカ”を発売、オリコン16位。

 

8月22日、セルフカヴァーアルバム『DOUBLES BEST』発売。オリコン4位。

 

10月26日、自身初の全都道府県ツアー「スキマスイッチTOUR2012-2013“DOUBLES ALL JAPAN”」をスタート、翌2013年3月31日まで開催。
11月22日、第54回日本レコード大賞の審査委員会で『DOUBLES BEST』が企画賞を受賞。

 

 

2013年3月31日、自身初となる全都道府県ライブビューイングを実施。沖縄市民会館で開催した「スキマスイッチTOUR2012-2013“DOUBLES ALL JAPAN”」のツアーファイナル公演の模様を生中継した。

6月19日、18thシングル“スカーレット”を発売、オリコン15位。

 

7月27日、自身のプロデュースによる「Sukimaswitch in Augusta Camp 2013」開催。
7月31日、19thシングル“Hello Especially”を発売、オリコン17位。

 

8月21日、オールタイムベストアルバム『POPMAN'S WORLD〜All Time Best 2003-2013〜』発売。オリコン2位。
11月27日、翌2014年3月8日にアメリカ合衆国ハワイ州ホノルルで開催される『第2回 ホノルル・レインボー駅伝(EKIDEN)2014』のオフィシャルサポーター就任、および同大会のオフィシャルイメージソングに“虹のレシピ”が起用されることを発表。
12月28日、自身初の日本武道館単独公演「Symphonic Sound of SukimaSwitch」を開催。

 


2014年3月8日、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルルにて開催された『第2回 ホノルル・レインボー駅伝(EKIDEN)2014』に合わせて、初の海外公演を実施。
同年、5月度の日本レコード協会リリースにおいて、“奏(かなで)”のフル配信が100万DL認定。

7月23日、20thシングル“Ah Yeah!!”を発売、オリコン8位。

 

11月19日、21stシングル“パラボラヴァ”を発売、オリコン21位。

 

12月3日、22ndシングル“星のうつわ”を発売、オリコン16位。初のセルフタイトルの6thアルバム『スキマスイッチ』を同時発売、オリコン6位。

 

 

 

2015年6月30日、「TOUR 2015 “SUKIMASWITCH”」全32公演即日ソールドアウトにつき、追加公演「TOUR 2015 “SUKIMASWITCH” SPECIAL」を開催。
11月11日、23rdシングル“LINE”を発売、オリコン16位。

 

 

2016年4月13日、アナザーベストアルバム『POPMAN'S ANOTHER WORLD』発売。オリコン7位。
11月30日、24thシングル“全力少年 produced by 奥田民生”を発売、奥田民生のプロデュースによるリアレンジバージョンで、楽曲制作にプロデューサーを迎えるのはこれが初となった。オリコン32位。

 

 

2017年2月15日、アーティスト12組をプロデューサーに迎えリアレンジされた、セルフカヴァーアルバム『re:Action』発売。
3月1日、自身初のコラボレーションシングル“この闇を照らす光のむこうに”(作詞・作曲:Anly・大橋卓弥・常田真太郎/編曲:大橋卓弥・常田真太郎)を「Anly+スキマスイッチ=」名義で発売。日本テレビ系日曜ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』主題歌。オリコン23位。

9月13日、25thシングル“ミスターカイト/リチェルカ”を発売、オリコン10位。

 

 

2018年3月14日、7thアルバム『新空間アルゴリズム』を発売、オリコン4位。

 

5月1日、コラボレーションカフェ『スキマの花屋カフェ』を開催。
9月19日、自身初のセレクションアルバム『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』発売。
10月10日~11月13日、自身初となる写真展「SUKIMASWITCH 15th Anniversary Live Photo Exhibition At ISETAN MITSUKOSHI」を開催。
11月10日・11月11日、初の横浜アリーナ単独公演となる「SUKIMASWITCH 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~」開催。
11月16日、第60回日本レコード大賞の審査委員会で『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』が企画賞を受賞。

 

 

2019年4月5日、2008年12月8日にYouTubeで公開された“奏(かなで)”のMVが1億回再生を突破したことを発表。併せてYouTubeにオフィシャルチャンネルを開設。なお、“奏(かなで)”の再生(視聴)回数は2022年5月9日19:30現在、1億4775万回視聴。

7月3日、26thシングル“青春”を発売、オリコン20位。

 

11月16日、第61回日本レコード大賞の審査委員会において“青春”で編曲賞を受賞(大橋、常田それぞれの個人名義で受賞)。
12月27日、アナログ専門レーベル「KU-KAN RECORDS」を立ち上げ、“青春”までの全てのシングルをアナログ7インチ化することを発表。

 

 

2020年4月8日、NexTone Award 2020において“奏(かなで)”でGold Medalを受賞(受賞者である著作者は大橋、常田それぞれの個人名義)。
6月27日、自身初となる無観客による有料配信ライヴ「Streaming LIVE "a la carte 2020" ~実際にやってみた!~」を開催。

 

 

2021年1月28日、IDOM「ガリバー」の三浦知良出演CMに“全力少年”が起用される。

5月21日、自身初のYouTube番組『スキマスイッチのこのヘンまでやってみよう』の放送を開始。

6月29日、配信シングル“茜”(作曲:スキマスイッチ)をリリース。テレビ朝日系『スーパーJチャンネル』お天気コーナーテーマソング。主旋律にチェロを採用したインスト楽曲だが、元々歌モノとして制作されていたが、タイアップの依頼を受け“茜”が先に制作された。歌詞がついた楽曲は『Bitter Coffee』収録の“風がめくるページ”。

 

11月24日、8thアルバム『Hot Milk』と9thアルバム『Bitter Coffee』を同時発売。アルバムの2枚同時発売は自身初。12月1日、『Hot Milk』と『Bitter Coffee』が12月6日付のオリコン週間アルバムランキングで2作同順位の9位を獲得。同アーティストの同時発売された複数枚のアルバムが、同一推定売上枚数かつ同一順位でTOP10入りになったことはオリコン週間アルバムランキング史上初。

 

 

12月22日、日本武道館にて、史上初の「漫画と音楽ライブのコラボレーション」となる「Soundtrack」を開催。

 

 

2022年4月27日、“奏(かなで)”がBillboard JAPANチャートにおけるストリーミングの累計再生回数1億回を突破したことを発表。2000年代にリリースされた楽曲では史上3曲目。


 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「大橋卓弥」「スキマスイッチ」