ありがとうノート

ありがとうノート

こまつ座社長、井上麻矢のオフィシャルブログ

今回私たちがこのコロナ禍のスローガンに掲げた

言葉は、実は『父と暮せば』のパンフレットに井上ひさしが

書いたものでした。

 

このお芝居がお客様がたの記憶の一部になるなら

本当にありがたいと書かれています。

 

戦後75年で戦争の記憶が風化すると人はいいます。

でも本当にそうでしょうか。

大人になり、守るべきものが増えれば増える程、

過去に何があったのか、現在にそのことが

活かされているのか、それとも何も変わっていないのか

見つめる事が増えてきます。

 

 

雨が続いていた東京も一気に夏になりました。

朝、汗をかきつつ蝉の声で目覚めました。

一見普通の夏の朝です。しかし今年はやはりどこか違います。

 

こまつ座のクラウドでのご支援をいただいた皆さんに

ご返礼の発送作業をしています。

沢山の時間がかかるということはそれだけご支援をいただいた皆様がいらした

ということ。

 

座員一同、皆とても幸せな気持ちで作業をさせていただいています。

ありがとうございます!

 


新型コロナウイルスで、公演行程のすべては上演出来なかった『きらめく星座』の大千穐楽が、昨日周南でありました。

 

対策を考えて、上演している『人間合格』は、本日は仙台です。

 

どちらも、コロナ禍の影響をまともに受けました。

それでも、キャスト、スタッフ一同、感染対策を強化して上演し続けました。

 

昨日『きらめく星座』を観ていたら涙が止まらなくなりました。

確かに劇場には父が言い続けていたように、時間のユートピアが存在しました。

 

この劇場に現れるユートピアを守るため、沢山のご支援を頂きました。ありがとうございます。

そして、『きらめく星座』のセリフではありませんが、人間は生きなければなりません。生き延びて、生き続けること、辛いことがあっても生きなければなりません。

今大変な事態を余儀なくされている全ての人にその言葉を伝えたいです。

 

引き続き私たちも頑張ります!

ご支援頂いた御恩を忘れずに今から私たちも、新しいスタート、生きなくてはなりません。

九州と中四国が梅雨明けしましたね。

 

そしてまもなく7月が終わります。

 

クラウドファンファンディングにご支援を頂きまして

ありがとうございます!

 

個別に寄付を頂いたり、応援しているよと声をかけて頂いた

この数か月。思わずその言葉に涙したり、笑顔をいただいたり

感謝がいっぱいです。

そして今年も半分終わりました。

皆さんと同様に色々な事がありました。

とても辛い数か月ではありましたが、この辛さがいつか

こまつ座だけでなく、演劇の、社会全体のなんらかの意味を

持つように、劇場で生まれるかけがえのない時間を再確認し

それを必要だと慈しむ機会となる事を信じたいです。

 

引き続きどうかご支援をお願い申し上げます。

 

こまつ座クラウドファンディング

劇作家・井上ひさしの遺した言葉を、そして演劇を次世代に繋ぐ」

https://readyfor.jp/projects/komatsuza

(募集期間:2020年7月31日23:00まで)

 

感謝の気持ちに何をお返しできるのか

それはこれからの私たちなのですが、今こうして

いま一つ一つのご支援にサインをしています。

この万年筆はわたしにはまだ上手く扱えていないのですが

こまつ座を任されたときに父にもらったものです。

実に沢山のプレゼントをこの時にもらった気がします(笑)

名前入りの特注のワイシャツを作ってもらいました。

今でも勝負の時はそれを着ます。

名刺入れ、万年筆、珍しいことに綺麗な石が付いている

いかにも父らしい小さなペンダント、カバン数個…数えたらきりがありません。

 

皆さん一人一人にこまつ座を愛した父の気持ちも

伝えられたらいいのですが。

 

「人間合格」のサザンシアターでの東京公演が終わりました。

新宿の劇場クラスターの発生を受けて、淡々と緊張感をもって

臨んだ作品です。打ち上げもせず笑顔で地方での再会を

お約束して別れました。

 

これから無事に地方公演が出来ることを祈って…。

 

今回ずっと劇場で一緒にお客様を迎えていた写真

皆さんあったのご存知でしたでしょうか?

若い世代の方が写真を沢山とってくれました。

時にはツーショットまで!

微笑ましい光景でした。

 

私も久しぶりにツーショットです。

 

 

クラウドファンディングへのご返礼を今座内でも

心を込めて作成しております。

引き続きご支援をお願い致します!

 

 

こまつ座クラウドファンディング

劇作家・井上ひさしの遺した言葉を、そして演劇を次世代に繋ぐ」

https://readyfor.jp/projects/komatsuza

(募集期間:2020年7月31日まで)

 

クラウドファンディングにご支援をしていただき

本当にありがとうございます。

一つ一つのメッセージに目を通しています。

そして、こんなに大変な世の中で、私たちのために

支援して下さる方がこんなにいて下さることにどれだけ慰められ励まされているでしょうか。

今一人一人の方を思ってお手紙に名前を書いています。その支援の多さに涙が出る思いでいます。

 

去年の今頃、みなさんは何をしていましたか?

新型コロナウィルスのことなど何も知らずにいたでしょうし

みんなが夏休みを心待ちにしていました。

今年になってものすごいスピードで物事が動いていますね。

 

去年、自主的に初めて夏休みを取りました。

丁度7月の終わりだったと思います。

もう10代後半から、アルバイトを入れると10代の半ばから働き詰めでしたし、それが私の毎年の夏の当たり前の姿。

その私が初めて夏休みをたった2日だけでしたが取ったのでした。

そう、それが去年のことです。そして今年は…(笑)

また前に逆戻り、こんな状態では当たり前ですが

やはり夏休みがなく過ぎていきそうです。

 

いよいよ夏本番の今日この頃です。

 

よく父が言っていましたが、決めるまで頭がおかしくなるくらい考える。

そして答えが出たら、そこからは考えない。あとは何があっても進む。

よく考えもしないで発言するから、二転三転と収拾がつかなくなる。

私は日本がこの国が大好きです。

だからこそ、よく考えてから発言してほしいです。

 

この国のために、未来の演劇のために必死で取り組みます。

劇場という広場がなくならないように。

 

 

東京生まれの私には、今まで体験したことのない事態が

今、発生しています。

「嫌われ者の東京」という図式です。

go toキャンペーンだって、羽田空港は東京です。

どうやって東京を外すのだろう…。

仕切られたり、通常のサービスが受けられなくても人は

移動するのでしょうか…。疑問です。

 

「断腸の思い」って、これまでどの業種も、私たちも

「断腸の思い」、そして「苦渋の選択」jをしてきました。

しかもその決断の負債はみんなそれぞれが背負っている訳です。

「責任を感じている」と言うけれど、感じるだけならだれでもできます。

責任を感じているならば、その責任をどうやって取るのか考えて頂きたいです。

大臣、「断腸の思い」っていうものの負債を自分で支払っていますかね。もし支払わないでそれを国民に支払わせるつもりなら、

簡単に断腸の思いとか苦渋の決断とか言わないでほしいです。

そろそろ国民だって黙ってはいないと思います。

今上演中の「人間合格」のセリフの中で、

「化けて、化けて、化けつづけ、ツケを迷子にしておりて、結局

他人に払わせるんだよ、あんたたちは」というセリフがあります。

このセリフを聞くたびに今の日本政府を想い出すのは私だけでしょうか…。いつになったら、自分たちの愚策のツケを国民に支払わせる体質を変えるのでしょうか。

変えてから断腸の思いって、言ってくださいね。断腸の思いって

はらわたが煮えくりかえるほどの辛い思い、生きて行くことが困難なほどのことを言うんですよ。

 

東京は私には故郷です。

あまりに東京で生まれ、そして生活してきたために東京の良さも悪さも、それこそ想い出だって良いのと悪いのとがありますし

好きとか嫌いとか考えた事がありませんでした。

 

これだけ嫌われ者のように扱われると俄然、東京を守りたくなります。

 

石を投げれば感染者に当たるように思われているようですが

そんなことはないです。どうか安心してください。

それに舞台関係者は皆さん慎重です。一部その意識のなかった方

は別として。

私たちは責任を持って表現者として、または舞台を支える者として

感染予防は怠りません。

 

こんな非常時だと、人の地金がでますね。

せめてこんな時こそ「人として恥ずかしくないか」物差しにする。

そんな小さな事ができたら、もっといい世の中になるのにと

思えてなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台でのクラスターの発生に、私たちも心を痛めています。

これだけ人の移動があれば、それは誰が悪いとかではないのですが

今まで必死にガイドラインに沿ってしっかり対策をして取り組んできた

私たちの努力も思いを考えると、暗澹たる気持ち、複雑な心境です。

 

今『人間合格』が上演されているサザンシアターさんは空調も

外気と同じような状態だと調べて頂いています。

ですから、密になることはありません。

 

どうかぜひいらして下さい。そして、この悪例だけで

私たちだけでなく今必死で上演に向けて努力している人たちの

思いがくじけないように、皆さまのお力を貸してください。

 

声を大きく発する人達が一見、強そうに見えるかもしれないけれど

声が小さくても真実を言い続けて戦っている方も沢山います。

声が大きな方が必ずしも真実で正しいわけではないと

父もよく話していました。

声なき声を、今はもう聞く事のできない人達の声を

生きている私たちが再現するのが、演劇の仕事ですから

これからもそのことを忘れないで、精いっぱい取り組みます。

 

 

 

今日は暑いです。そんな中、観劇にいらしていただき

本当にありがとうございます。

そしてクラウドファンディング、ご支援ありがとうございます。

劇場でお声をかけて頂けるととても嬉しいです。先日も

『こまつ座しか観ないからさ、なくなったら困るんだよ』と

声をかけて頂いて涙が出そうになりました。

 

よく父は、作品には人格があると言っていました。

人格ならぬ、作品格と言えばいいのでしょうか。

派手な子もいれば地味な子もいる、派手な子をいくら地味にさせようとしても無理だし地味な子を華美なセットで飾り立てることもしてはいけないと。

『人間合格』はけして派手ではないですが、こまつ座らしい優しくてじんわりする作品、おっとりしているけれど芯は意外にも強いです。

例えるならば、頑張り屋の4人姉妹の末っ子、優しい四男坊といった感じでしょうか。

人は一人では何者でもないんだ。というセリフ…

様々な事が起こる人生の中で知り合った人のご縁を大切にして

進みます。

私の好きな言葉

「自分から捨てなければ無くしたと思っていたものは又戻ってくる」

今日はそんな気持ちです。

 

コロナ疲れしている心と身体に染み渡る作品だと思います。

どうかぜひ又お出かけください。