母に対し、怒ることや責める事や理詰めで教えるなど一切止めました。
年取って小さい体で可哀そうというのもありますが、怒らない方がこちらの労苦が少なくて済むからです。
逆に怒ったり責めたりすると、母の精神が不安定になり、せん妄の様になって家にいるのに、家に帰ると言い出したりもっと面倒なことになってしまうのです。
なので、失禁を見つけたら、私は一言は汚れているとは言いますが、どうせ母は、今起きたばかりだから私ではないなど、恥を隠そうとしているのか、本当に記憶にないのか、自分がしたのではないと主張しますので、そうかっとだけ私は言って、後は迅速に後片付けをします。
失禁やトイレ介助など面倒ですが、てきぱきこなし、母に休んでもらったら、さっさと自分の部屋に戻り、涼しいエアコンに当たりながら冷たいスイカを食べたり、お茶を飲んだりしてゆっくりします。
疲れた時や体調が良くない時は母のところへは行かず、休んで体力を回復してから行くようにします。
そうでないと余裕がなくて怒鳴ってしまう可能性があるからです。
記憶がなくても失禁をしても、プライドなど感情は鋭く残っているそうですので、母に敬意を払うようにしています。
自尊心を傷つけないように。
またYouTubeで介護関係の動画が山ほどあるので、興味を魅かれたものを毎日見ています。
大変助けになるヒントを与えてくれるのもあれば、反面教師として自分はしてはいけないと感じる介護の動画もあります。
例えばなぜ高齢者はとても頑固なのか。
彼らの子供の時代、子供は親に口答えすることが許されず、言う事を聞くのが当たり前だったそうです。
それで納得が行きました。
私は母の言う事が間違っていると反論することが多かったですが母は烈火のごとく怒り狂いました。例え私の方が正しい意見であっても。それで、長年親子の確執があったのです。
なので、もっと賢く振る舞い、表面上は言う事を聞いて、実際は正しいことをすれば良かったです。
今はそうしています。その方が介護がスムースで手が掛かりませんから。
また、別の動画では、一生懸命親にどうしてこんなことをしたのか、どうすべきかを子供が親に説いているものもあります。
超高齢で理解力が落ちてしまっている親に言っても無駄だし、自分の能力の衰えに不安が募るばかりなので言わなければ良いのにと反面教師で私は止めようと思いました。
私だったらもう親を責めたりせず、安心するようにしてあげると思います。
訪問介護ではいろいろな方が来てくれて本当に助かります。
一番ダメなのは1人で親を抱えて介護に苦しむことです。
介護保険で1ヶ月何千円かで外の人が助けてくれるのです。
他の人にも頼りましょう。