『自省録』(じせいろく、古代ギリシア語: Τὰ εἰς ἑαυτόν、ラテン文字転記:Ta eis heauton)は、
ローマ皇帝で五賢帝の一人、マルクス・アウレリウス・アントニヌスが書いた哲学書。
著者はローマ人であるが、全編、ラテン語ではなくギリシア語で書いたものである。
最後の五賢帝であるマルクス・アウレリウスは、ローマ皇帝としての多忙な職務のかたわら
哲学的な思索を好み、後期ストア派を代表する哲人でもあった。
本書はその思想を直接知ることのできる、彼の唯一の著書である。
※以下より引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%9C%81%E9%8C%B2
わたしの本棚の奥の方に眠っていた一冊。 今日、ひさしぶりに手に取りました。
数年前に 自宅の書物はかなり処分したのですが、これはとっておいたようです。
パラパラとめくると、ページはかなり色褪せていてまるで「古書」のよう(笑)。
驚いたのが、〇で囲ってあったり、定規で縦線を引いている箇所がところどころありました。
まったくもって忘れている。。明らかに自分がやったことなのに
ふむふむ、ここを強く心に刻み込みたかったのね、当時の私は。と思いながら
過去の自分をある意味慈しむようにページをめくっていくと、あらまあ
かなりの箇所に線が引いてあるではないですか。
「かつての私よ、何をそんなに悩んでおったん???」
そもそもなぜこの本を読む気になったのだろうかと、記憶を辿ったところ、
自分が持っている「自省録」の訳本は神谷美恵子氏が訳者だったことに気づきました。
20代の頃の私は、一時期彼女の著書を読み漁っていたことがあり、
著書だけでは飽きたらず、彼女の訳本までに手を伸ばしていました。
「自省録」以外では、ハリール・ジブラーンの詩も好きでした。
ヴァージニア・ウルフにも興味を持ったものです。
若かりし頃、妙に潔癖でかつ「ストイック」な面があったのだなあと
今はなつかしく振り返っています。
・・・改名前の私です。
そうそう、ストイック(stoic)の語源は Stoicism(ストア派)からきています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2%E6%B4%BE
自省録の著者もこのストア哲学の信奉者だったと言われています。時代がそうさせたのですね。
ストア哲学の世界は、「禅思想」に似ているところがあります。
今もそれなりに好みの世界ではありますが、そんなに固く考えないで 軽くいこうよ~♪ と
わたしのヘルメスはわたしを緩めてくれています。
というわけで、今のわたし・伊野華絵の哲学は
「ヘルメスと とことん遊ぶ」 であります
・・・はてさて、我がヘルメスは 天使か悪魔か どちらなのでしょうか?
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