私が最初にうつ病と診断されたのは高校2年生の時。部活が忙しく1日の睡眠時間が4時間という生活を半年ほどやっていると、自ら命を絶とうとすることを考え始め、さすがに自分でも良くないと思い始めました。

 

親にそのことを伝えるのは抵抗があったので、親の財布から保険証を盗み、スマホの電源を切ったまま部活をサボり、精神科へと行きました。結果は重度のうつ病でした。

 

部活はなんとか辞められました。(話し合いでは解決できなかったとだけ言っておこう)

 

両親へは診断書を見せました。父は納得してくれました。しかし、母はそうでもありませんでした。「私の育て方が悪かった」と言いながら泣いていたのは一生忘れられないでしょう。

 

幸い私のうつ病は3ヶ月ほど通院すると良くなりました。やはり部活動のストレスと睡眠不足が原因だったようです。退部したことによる部員たちの間での悪い噂と、コーチとすれ違うときの恐怖心はありましたが、そんなの気にしないと心に決めていました。

 

それから私は高校を卒業し、大学生になり、一人暮らしが始まりました。

 

大学4年生の頃、うつ病を再発。原因は分かりませんでした。今度は父にだけ伝えると、父はこう言った。「お母さんはあの頃とは違う。だから言っても大丈夫。」

 

その言葉を信じ、母にも伝えました。すると、何も言わずに、美味しそうなご飯を送ってくれました。母は最初は理解してくれなかったものの、ちゃんと理解しようとしてくれたのです。

 

今思えば、自分が知らない病気や症状なんかは最初は受け入れ難いものだと思います。

 

自分もいろんな病気を理解しているわけではない。両親が珍しい病気になったとして、その場で理解できるかも、理解しようと努められるかも分からない。でも母はそれを理解しようといろんな本や記事を読んでくれたのです。


もし今、何らかの病気で家族に理解されないと思っている人がいたら、少しの間待ってあげてほしいです。(家族が原因のうつ病なら別ですが。)突然病気を告げられても現実を受け入れられる人はそういない。その病気を理解するには長い年月が必要です。

一度理解されなかったからと家族と縁を切るのはもったいないと思うので、どうか家族に時間を与えてあげてほしいと思います。