びわ湖ホールも南座も、客層は一定の経済力のある人たちだと思われ、そんなに悪い環境ではありませんでした。
ただ、どちらでも中高年のちゃんとした身なりの女性が上演中に私語されるケースが。
どちらも小声で上品に話しておられるおつもりのようでしたし、無論舞台に関する内容なのでしょうけれど、そういう問題ではない。
これまたどちらも真後ろの男性が小声で注意されてストップ。
またしても学校の参観日を思い出しました。
市のエアロでも繰り返される光景。
「だから女は社会性が無いんだ」と言われてしまうのはこういうところでしょう。
それと、びわ湖ホールで開演直前に専用のがま口からのど飴を取り出した瞬間、巡回されていたスタッフに「場内でのご飲食はご遠慮いただいております」とお叱りを。
のど飴は「ご飲食」に入るのかと尋ねると、「袋の音がしますので」って。
開演後にそんなことはしませんので、と申し上げて口に入れました(笑)。
厳重にチェックしないととんでもない輩が出るのはわかる。
南座でも帽子を取るように指摘された人がありました。
ですがのど飴も水分補給も禁止されるのはいかがなものか。
何でも取り締まればよいというものでもないでしょう。
反面、そこまでしないと徹底しない国になったのも事実でいろいろ難しいですね。
踊りや立ち回りの舞台では、役者さんが決まられるタイミングで盛大に拍手するのが観客の役目。
南座ともあろう場所でそれが出来ないという事実にも驚きます。
歌舞伎に慣れていない人も増えたんでしょうね。
大富豪同心以後、隼人ファンも増えました。
またこういう新参者は学習能力が低いケースも多いでしょう。
憂うべき事態です。
歌舞伎もファンサービスとやらでハードルを下げないでほしいです。