27番 道往寺 東京・高輪で知る「おばあちゃんから見た世界」(聖観音・千手観音)(=‘x‘=) | 木村悦子のブログ2013-

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ガイドブックによれば札所本尊は聖観世音菩薩と千手観世音菩薩。(いずれも秘佛)この観音堂におわすのは拝観用の仏様だと思う。旧いお寺らしく、立派な仏像沢山。

 

 

 

こんにちは。木村悦子です。(^-^)

 

寺巡りネタ続きで申し訳ないんですがあせる

昨年から寝かせてしまった「品川の4寺」アップします。

拝観は2015年11月。大学院が品川にあり、通学前に行きました。

 

私の観音参りは「拝観だけ」に1日を使う事はほぼありません。そのせいで進捗がのろすぎるため(現時点で発願から1年半)、今後は多少「マキで」行きます…馬

 

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この日1件目のお寺が道往寺でした。すごく分かり易い看板。

 

地図を頼りに大通りからトツトツと坂を少し歩く。坂の上にありました。

 

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お寺らしいってか、まあそういうのも営業品目にあると。

 

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どう見てもこの先だが、あまりに近代的で「本当にこちらがお寺でいいんだろうか」と少し躊躇しました。

 

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御朱印所(というかお寺の受付・事務所)はこの先にありました。垢抜けたビル。

 

入るとすぐ案内があり、巡拝を伝える。葬儀社員らしい二人の女性が、小ぎれいな応接ルームで立ち働いていました。玄関のテーブルに「墓石図案集」…。ユリとか、ツバキとか、文様のカタログ。営業に来てたらしい。

 

ややあって大奥様と思しき方。ようこそお越しくださいました、笑顔のおもてなし。恐縮しつつ、御朱印をお願いする。

観音堂は少し戻った場所にあると案内していただき、拝観しました。

 

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観音堂の前。冬の天気がいい日。

 

ご覧のように小ぎれいで気持ちの良い空間。そして観音様ズラリ。

 

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自前の三十三観音堂なんて、すごいなあと感心する。

 

見るからにそれなりの古さを感じる立派な仏像が沢山。

 

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向かって右側。

 

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向かって左側。聖観音だけでなく、千手観音や十一面観音など色々な観音様が。素晴らしい。

 

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私は「観音参り」をしたくて来ているため、大変ありがたい光景に見えました。

 

お参りを済ませ寺事務所へ戻り、御朱印をいただく。昔の人らしく達筆!

大奥様に若いのに偉い!なんて言われ面映ゆい。

話に相槌を打っていると、色々な事をお話してくれました。

 

この日とても印象的だったのは、「お年寄りから見た世界」が少しだけ解ったことです。

 

この辺は山だったとか(へー)、ご近所の仲間は皆、地価の高騰でいなくなってしまったとか(へー)、今は緑が無くなり、古なじみがいなくなり、とても淋しいと。

 

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かつて山だったというが…

 

それを聞くまで、私からはこんな一等地(東京都港区高輪)にすごいビル(見るからに富裕層のお住まい)で暮らす大奥様に、何の不自由があろうと夢にも想像しませんでした。

 

しかし、その「昔はよかった!」の声は、大変心がこもって哀切に響いたのです。

 

手元のガイドブックによれば、確かに道往寺はかつてこんなお寺だったそうです。

 

うっそうと緑ゆたかな「日本家屋」

 

 

木造のご本堂、いま確かにその面影も無い。

 

 

 

どこにでも苦はあるのだと思いつつ、お寺を後にしました。

 

その人の気持ちなど、聞かなければ全く分からない事です。この日私は「おばあちゃんから見た世界」を知る事ができ印象的でした。

 

 

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私は核家族で育ったため、「老人の世界」に疎いです。今、すごいスピードで両親が老化していますが…小さい頃からバアちゃんやジイちゃんが家にいたわけではなかったので。

 

40過ぎてこの頃、「自分が老人になったらどうなるだろう」と、考えることがあります。(明日突然事故で死ぬかもしれないのが人生ではあるが)

 

だんだん、「老い」が自分事として身近になってきたんですね。

 

若き日のブッダは東門から出かけると老人に出会う。

王子様、すべての人間は老いを避ける事はできません。

東門を避けて南門から出ると今度は病人に出くわす。

王子様、すべての人間は病を避ける事もできません。

 

四苦八苦の四苦は「生老病死」…つまり、生そのものが苦だと喝破されている。別に殊更老いだけを不安に思わなくてよいだろうとは思う。

 

思うが、身体が動かなくなっていく、古なじみがいなくなる等の解り易い苦しみは必ず待ち構えている訳で、考え出すとやはり怯(ひる)む。

 

西門から出た王子が死人に出会う。

王子様、すべての人間は死を避ける事ができません。

北門を出た王子は落ち着いた修行者に出会う。

感動した王子は、出家を決意する。

 

(四門出遊。釈尊の出家決意エピソード)

Buddha From Birth to Renunciation-buddhsitpage.com

 

生きる事はきれい事で済まないため、色々手当てしておかなくてはいけない事が一杯ありそうですが…

 

この日「年取ったら」「子どもに還っていく」んだなと実感しました。

 

自分に嘘がつけなくなっていく。

 

初めて観た時感動した丸木スマさんの絵。70才を過ぎてから絵を描き始めたという。

 

原爆の図丸木美術館 / Maruki Gallery For The Hiroshima Panels

 

緑がいっぱいあった昔、馴染みの友達がいっぱいいた昔、そういう昔が「良かった!!」と心から正直に言える素直さが、おばあちゃん、そして、子どもの世界だと思います。

 

私は、それはとても平和な世界であるとも感じます。

 

もう、嘘も見栄もいらない。(実際その時になったら多少は他人に迷惑をかけないよう頑張ると思うが、そのメッキも剥がれてくるのが本当の老いであろう)

 

シンプルで力強く、妙に繊細で、強烈に生きものの気配。

 

私は子どもの絵に眼が止まり動けなくなる事が有りますが、それと同じものを感じます。

 

見舞い・「丸木スマ」おばあちゃんの絵-ひつじCafe(子ども・ART・文化)

 

できるなら、安心して子どもに還れるような環境をそれまでに整えておきたいものですが、こればかりは、最後は人間の手を離れた何かにおまかせするしかないことか…。

 

理想の老後とは…、考え出すと不安にしかならない(笑)

未来を患う事の無意味さがよくわかりました。

過去は過ぎた、未来はまだ来ない、生きられるのは今だけなのに。

 

結局今をしっかり生きる以外の答はなさそうです。

 

スマさんの絵は、何かを気取っているうちは出せない魅力にあふれている。

 

イリコ - はんどろやノート

 

老いて急にできるようになる事は無く、生きてきたようにしか死ねない。

今の積み重ねが未来だから、それまで精一杯悔いの無いように生きるしかありません。

 

 

丸木 (まるき) - Japanese-English Dictionary - JapaneseClass.jp

 

私はスマさんの絵に、何か老いの肯定的な面を感じます。一言で言うと「自由」か。

 

 

おばあちゃん、いのちの絵を描く―丸木スマ展 | 展覧会スケジュール ‐ 公益財団法人 廿日市市文化スポーツ振興事業団

 

いつか私もこんな境地に行けるか。

sumaneko.gif (369×290)

 

巡礼には毎回出会いがありますが、この回は「老い」を端的かつ鮮烈に教えていただき得難い体験でした。

 

※個人的にはボケて醜い本音を晒すのはやはり恥ずかしいため、それまで内面を清らかにする努力は必要であろうし、できる限り徳を積むことも大切であろうと思ってます。

 

具体的には?自分が年取ったらしてもらいたいような事を、今、お年寄りに対してすることです。いつか行く道…。

 

来迎山 道往寺(浄土宗)

港区高輪2-16-13

都営浅草線 泉岳寺駅 A3出口 3分

 

 

〒108-0074 東京都港区高輪2丁目16-13 - Google マップ

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