福島原発で働く人の声 | 中下大樹のブログ

福島原発で働く人の声


中下大樹のブログ


フェイスブック関係者より



みなさんにお願いがあります。


この情報をみなさんの力で拡散願います。


本日、今も福島原発で働く東電社員と懇談してきました。


驚愕の事実が分かりました。

東電社員及び家族の補償の打ち切りが決まったそうです。


昨日説明会があったそうです。


説明会は紛糾し、会社からは異議があれば裁判を起こせばいいだろうと言われたそうです。


また、説明会の資料は外部に絶対に公表しないように言われたそうです。


福島原発で働く社員の多くは警戒区域に住まいがありました。
いわば町の人間なのです。


補償の打ち切りの理由は、借り上げ住宅が借りられたのだから精神的苦痛はないとのことでした。


彼らは住まいを奪われ、家族を失いながらも、あの震災当日に命を削りながら働いた人間達です。


そして、これからの福島原発の収束を支えていく人間でもあります。


10月に家族分については補償すると約束したのは東京電力です。


しかし、2ヵ月もしないで反故にしたのです。


彼らも被災者であることは明白です。


いうなれば被災者への侮辱になるのです。


私の友人は本気で会社を辞めると言っていました。


怒りよりも悲しいと・・・・


何の為に今まで頑張ってきたのか分からないと


自分はまだしも家族まで補償されないことがつらいそうで、離婚をしてなんとか家族だけでも救えないかとも考えていました。


彼らは原発設備のプロです。彼らの尽力なくして原発の収束はありません。


想像してください。やる気もなく、会社に恨みのある人間が原発を扱うことを。


彼らは原発をメルトダウンさせることもできてしまうくらいの知識はあります。


私が恐れていた事態が起きてしまいました。


東京電力に断固抗議します。


また、広野独身寮(通称Jビレッジ寮)を東京電力は仮設住宅並みの設備を整えていると言っています。


うそです。スーパーハウスを安っぽくしたプレハブ寮です。


風呂もシャワーしかありません。トイレは仮設トイレです。車の持ち込みも禁止。


人間が暮らす最低限度しか整っていません。


そこに友人が何十人といます。


今日あった友人は顔つきが依然の顔とはかけ離れていました。


そして皆が命を張った結果がこれかと、なかば頭がおかしくなっています。


東京電力社員で高給与なのは、上の人間だけです。


原発は地方採用の人間(高校卒)がおもです。


30代で400万ほどの年収です。


命を削り、人間的生活ができず、会社の上層部の判断により起きた原発事故で生活を失しなった人達が、これしかもらえてないのです。


こういった人間が何百人もあの福島原発にいるのです。


彼らが辞めたら、原発の知識も薄い人間が福島原発を収束していくことになります。


改めて、東京電力という会社の暗部を知ったしだいです。


彼らは給与という足かせにより、強制労働させられているといっても過言ではないでしょう


私は今までの投稿で拡散希望など書いたことはありません。


しかし、今回の件については怒りを禁じえません。


お願いです。彼らを救うきっかけになる可能性を信じ拡散願います。


断言します。近い将来このままでは福島原発は最悪の結果が訪れます。


社員を守らない会社に未来はありません。


会社が社員をかえりみず、会社の存続だけを考え、最低責任である補償すら果たさないのであれば、それは破滅を加速するだけです。


もう一度言います。


東京電力は命をかけた人間に、いやなら裁判を起こせと言いました。


これ脅しですよね。


友人はそれでも「頑張る」と言いました。


私は悲しくなりました。


「頑張らなくていいよ」と言いました。


とても切ないです。


たった2年でこれです。あと東電試算でも廃炉までに35年かかります。


どうかよろしくお願いいたします。


みなさんのお力を貸してください。


福島原発で働く人より