
今日から2学期が始まりました。
保護者の皆様、本校の教育活動について、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
昨年度の4月、高学年の担任から、
「矢口小の運動会では、5,6年生による『棒体操』という、太い竹の棒を使った組立体操が伝統になっているから、やらせてほしい。」
相談を受けました。
詳しく聞いてみると、何も使わない組立体操よりは安全性がありそうな感じを受けましたので承認しました。
確かに、他校にはない独特の組立体操で、一般的なものよりも一人一人の姿がよく見えるという利点もあり、よく考えられた演技だと感想をもちました。
今年度も高学年担任には、棒体操の伝統を6年生児童から5年生児童に引き継がせたいという強い思いがあります。
そこで私がこだわったことが、
「矢口の伝統を引き継ぐというけれども、そもそも棒体操の伝統とはいったい何なのか?」
ということです。
棒体操という組立体操の形(やり方)だけを引き継ぐというならば、子供同士で引き継がなくても、通常の運動会ができるようになった時に、もっと新しい伝統を創っていけばよいのです。
そこでこの夏休み、校長自ら「棒体操調査」を行いました。
矢口小の棒体操は、1996年(平成8年)の6年生から始まりました。
この前年までは、5,6年合同の組立体操を行っていました。
翌年の1997年(平成9年)からは、5,6年合同で棒体操を行うようになります。
当時は第25代・矢部憲司校長先生。担任は池田博先生、大澤町子先生、鷲見二朗先生の3名。1996年というのは、開校105年の年になります。
ここまでの情報から予想すると、きっと105周年を記念して、当時の6年生担任が何かできないかと考え、おそらくどこかの高校で取り組まれていた棒体操を導入したのではないかと思われます。
それ以来、今年で24年目を迎え、来年は開校130周年に合わせて、棒体操25周年を迎えるのです。