カウンセラーに相談しなくても、自分でも気持ちを整理すればよくない?
そうなんだけど、そうなんだけど、やっぱりプロってすごいんだよ。
~10年以上ハンドル握っていないわたしが、首都高を運転できるまで~
私、去年、ペーパードライバー講習を受けました。
2023年のお金の使い道として一番よい投資だったと思うので、その紹介です。
首都圏、特に東京は「車なくても生きていける」社会で、
車を持たない人も多いし、車を運転する機会もない。
結果、ペーパードライバーが量産されがち。
私も典型的な量産型。もちろん優良ドライバー。
その結果・・・
旅行先で、交通量の落ち着いた、未知の広い地方の道路だけど、
もはや運転してなさすぎて、ハンドル握るのが怖い。
せっかくの旅行、試飲ができる観光名所もスルー、
お酒が自慢の飲食店でも、ドライバーの夫は「ウーロン茶」を飲んでいる。
ごめんね。お酒飲まない私が運転できればいいのに・・・
で、自力でやろうとしたけど、ダメだった。
夏、車のいない宮古島の道路で10分ほど車を走らせました。
すれ違ったのはせいぜい2,3台。
「ほら、対向車来てるよ、気を付けて」
「ブレーキ遅い。こわいこわい。酔う酔う」
すっかり自信を失った。
「あ、もう運転できないかも」
昔はできていたはずなのに。
どうやら
「家族に教わろうとしても、基本的にうまくいかない」らしい
家族は教わる相手として、最も不適切。
運転以外の何にしても、家族から教わるのって抵抗あるから、確かに難しいのかも。
関係性が近すぎると、アドバイスを聞き入れにくいのだそう。
一般ドライバーの家族は、運転ができるだけで、「運転を教えるのは素人」だと言っていました。そりゃそうだ。
父親が野球のコーチで野球を教わるなんてレアなケースだけだ。
だから、プロの力を借りるのが正解なんですって!
利用したのは民間のサービス。
教習所が行っているサービスもあるみたいですが、
私はあえて民間をお勧めしたい。
教習所は、試験に通ることを教えるけれど、
ペーパードライバー教習のサービスは、安全に楽しく運転できることを教える。
アカデミックな知識と、業務・実践の違いみたいな感じ。
前提が長くてごめんなさい。
以下、プロがすごいと思ったところ。
①個人ごとのゴールに合わせてカスタムできる
②難しいことを分割してクリアしていく
③やるべきことを言語化する
①個人ごとのゴールに合わせてカスタムできる
当たり前だけど、運転するシーンって違うわけですよ。
・家族が増えて送り迎えが必要になり、保育園やスーパーに行きたい。
・介護が必要な家族を病院に連れていきたい
・車を買い替えたら、駐車が難しくなって困っている。
→家と病院の往復をトレーニングする。
→大型車の駐車だけトレーニングする。
→苦手な交差点があって、そこを克服する。
など、もうピンポイントで教わることができるわけです。
私は、自分ではどうすることもできない苦手意識をなんとかしたいことと、
旅行で高速道路が運転したいことを伝えました。
苦手意識を克服しつつ、高速道路の運転をゴールにしました。
S字クランクできてもしゃーなくない?そこはモチベーションになりえない。
②難しいことを分割してクリアしていく
夫から指摘をされるときに強く感じたのですが、
運転がわかる人は、できていないこと全部を指摘しちゃうわけ。
ほら対向車気を付けて、左側寄りすぎ、草にあたるから車に傷つく!あ、ブレーキブレーキブレーキ。
確認することとやることが多すぎて、即座にパンク。もう無理って思ってしまう。
講座では、座学でインプット。
①走行位置のキープのコツは左足を意識すること。左足が道の中心にくるようなイメージで。
②アクセルとブレーキは、踏み込む強さを5段階で覚えて、1~2の浅い踏み込みで事足ります。
教習所は訓練のために大げさに踏ませるけど、あんな運転は誰もしていない。
まずは、走行位置とアクセルとブレーキに集中しましょう。
安全確認はすべてこちらでやりますから。
そこで、私はハンドルとアクセル・ブレーキに集中できた。
そこが安定してきたら
ーそれはもう20分とかからずなんとなくできてくるのでー
次のステップにいくわけです。
じゃあ次は、安全確認のために目線もつけていきますね。
不安な気持ちを察して「大丈夫ですよ、一緒にやりましょうね」とフォローしてくれる。
複雑なダンスをするときも、ゆっくり手と足と別々に教えてもらえば、
徐々にできてくる。分解するだけで、こんなにもスムーズにいくのかと思った。
プロすごいですよね。
ライザップのダイエットもプロに手取り足取りやってもらうから結果出るんですよね。
そうそう。教習早々に
「車も運転も好きですね。すぐ上手になりますよ」
と言ってもらった。
苦手意識があることと、車や運転が好きなことは共存できる。
プロに言われなかったら、自分が運転が好きだなんて思いもしなかったと思う。
事実、私は優秀な教え子ですいすい運転がうまくなった。
一番驚いた3つ目は次の紹介で