さて、稽古も大詰め。
残り稽古が明日のみとなりました。
代表・中野皓作の客演です。
本番は1/14(土) 15(日)です。
わずか四ステージです。
残席が少なくなってきております。
来てやってください。
この作品は面白い。
少なくとも私は面白いと思っております。
獣の仕業 第十一回公演
「盗聴」
The Act of Beast 11th Stage [The Play]
カトリエという名の女がいる。
カトリエは固定局用無線機のある家に住み、アマチュア無線を趣味としている。
香炉という男が彼女の「犬」として契約し同居している。
彼は心臓に病気があり一日一回薬を飲まなければ生きていけない。
カトリエの家の近くには永遠という名の女が暮らしている。カトリエとは高校のときからの幼なじみだ。
彼女はカトリエの言うことなら何でも聞く。「詩子のこと」があるからだ。
さて、今日もカトリエの無線がとある電波を傍受した。
それは彼女が最も愛する夕日という名の男、彼の電話の音声だ。
カトリエは耳を澄ましている。笑っている。しあわせなのか。私には分からない。
そして私の隣には女性がいる。名前は「詩子」── 彼女には「悪意」があった。
第十一回公演は獣の仕業の新境地。
くせ者6人が繰り広げる苛烈で過激で純粋な「悪意」にまつわる群像劇。
日時:
2017年1月14日(土),15日(日)
14日(土)15:00/19:00
15日(日)14:00/18:00
料金:2,000円(前売・当日ともに)
リピーター割引:1,000円(半券持参・要予約)
会場:吉祥寺櫂スタジオ
http://www.gekidan-kai.com/studio/index.html
※上演時間:約80~85分
※受付開始・開場は開演の30分前です
※開演10分前を過ぎますと,キャンセル待ちのお客様にご入場いただきます お席の確保が出来ない場合がございます.お時間には余裕を持ってお越しください
※リピーター割引は本公演の半券のみご利用いただけます
脚本・演出:立夏
出演:手塚優希 小林龍二 きえる 雑賀玲衣 田澤遵 中野皓作(人体色彩画廊I'NN)
音響:阿部健司(MUGEN☆PROJECT)
照明:伊藤将士
■チケットご予約■
【Webフォーム予約】
https://www.quartet-online.net/ticket/theplay/entry?urd=vS62oqr4cd
中野扱い
【メールまたはお電話でのご予約】
MAIL: swz@live.jp
TEL : 090-2750-9136
上記ご連絡先に,お名前(フリガナ)、ご連絡先、ご予約日時、枚数をご連絡下さい。
※携帯からのご応募の際にはメールフィルターの設定を解除していただくか、
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※メールの場合2日以内にお返事差し上げております
獣の仕業からの返信がない場合,お手数ですがお電話にて直接ご連絡ください
※お電話いただいた際,出られなかった場合はこちらから2日以内に折り返し申し上げます
~獣の仕業より~
「本当の悪とはなんだろう?」
犯罪を犯したら悪なのだろうか、
誰かを傷付けたら悪なのだろうか、
何もしないことが一番の悪なのだろうか……。
考えて、考えて、そして
私の思いつく限りのすべての「悪意」を
この「盗聴」に描いたつもりだ。
この中の誰があなたにとって
一番の悪に映るだろう?
物事に裏表があるように、 ある人の美徳が悪意にひっくり返る。
誰かの心からの善意が、
別の誰かにとっての侮辱になるかもしれない。
だから「盗聴」は
よくある、普通の、私たちの暮らしだ。
言葉遣いも詩的な言葉遣いを極力廃した。
前作「瓦礫のソフィー」からのカウンターだ。
今までの獣の仕業をご覧いただいている方々は
だから、少々驚かれるかも知れない。
しかし描かれている本質はソフィーと同じ、
いやソフィーよりも、
純粋で美しいものになったと思っている。
身体については
「日常所作の強調」と「思考と動作の分離」を目指したい。
誰かと電話をするとき
会話の感情ラインとは無関係に
別のことをしてしまう私たちの身体。
悲しい相談の最中にも
足がパタパタとダンスしてしまうような、
そんな──
私たちの、いつも通りの、デリカシーのない身体。
「第十一回公演」ついにナンバリングが二桁になった。
また新しい挑戦になると思う。
それにしても今回の獣……、かなりの、くせ者です。
……お楽しみに。
皆様のご来場心よりお待ちしております。
(獣の仕業/立夏)
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