「精神性は認識を変容させ、識別という知識を与え、葛藤を解消させます。
人間が必要としているのは葛藤のない体験なのですが、もしあなたが
どうにもならない自分のお手上げ状態を認識し、現実の自分に気づけば
それは可能となります。あなたは現実の自分のゆえに苦しんでいるのではなく、
常に自分以外の誰かになろうとしているために苦しんでいるのです。
つまり、“現実の自分”と“そうなりたい自分”との間の葛藤が常に
続いているからです。この葛藤が消えれば、日常の普通の体験が驚くべき
体験となります。いかなる活動もそれが完全な注意と共に行われるとき、
それは喜びとなります。シュリ・カルキは常に“内容が重要なのではありません。
重要なのは注意と気づきです”と言っています。」