副業である派遣の仕事において必要な資格ということで、ここ2ヶ月程、ン十年ぶりに根をつめた学習に取り組んでいる。

年内取得を命じられた複数の資格。
いずれも金融にまつわるものである。

金融というものが、究極のところ一部の通貨発行権を有する者だけが豊かになれる仕組みを内包している事を覚りつつ、敢えてその仕組みについて学び、資格取得を目指すというのはなかなか妙な感覚である。

これはこれで得がたい経験だと思う。
何故ならばこの体験を通じ、今後の私の生き方に、
他人の思惑や権力に屈服することでしかない「根拠のない信念」を根付かせるのか、

それとも、
自分の可能性の成長や内的成長、自分自身の理性や愛する能力の実感に基づいた「理にかなった信念」を根付かせるのか。

これらを分別し、選択するよい機会を与えられている、と、感じているからだ。

まあ要するに、この状況はなかなかオモロイということである。


金融の世界は、私にとって最も縁遠いものであり、はっきり言ってしまえばキライな世界だ。

だが、かつて私にコーチングという分野を紐解いてくれた師匠はこうのたもうた。

「一番やりたくない仕事は、実は一番惹かれている仕事である」


さてさて齢50を手前にして、どんな自分が花開くのやら。

徒花にならなければ良いのだが。