キラキラ

 

◆映画『羊と鋼の森』

 

音楽の大学に通う長女に勧められ、

映画『羊と鋼の森』を観てきました。

子供と一緒に観る

ファミリー向け映画も楽しかったけれど、

次女が中学生になってから、

主人や友人と映画を観に行く機会が増え、

20年近く観ていなかった

大人の映画を観に行けるのは

本当に嬉しいことです。

『羊と鋼の森』は、

調律師が奏でるピアノの音に

森の景色を感じた主人公が

調律師の道を歩んで行く物語。

 

2016年本屋大賞に輝いた

小説を実写映画化した作品です。

 

 

 

◆森と水の音

 

この映画には「森と水の音」が

静かに響き続けていました。

 

実際にはピアノ演奏のシーンや

主人公が森を歩くシーンでの

音響がそう感じさせたのかもしれないけれど、

今、目を閉じて思い浮かべても、

感じるのは「森と水の音」。

それは「ずっと探してきた音」に

近づいたような、懐かしいを超えて、

何か根源的な音に近づいているような、

不思議な感覚でした。

遠い昔、二人で

「George Winston」を聴いた頃も、

探していたのは「森と水の音」

だったような気がします。

 

そして、この映画を見て

「森と水の音」に

また近づけたような気がしました。

 

◆明治神宮を歩こう

 

映画を観終わった翌日、

どこかに出かけようと相談していた時、

主人がふと

「明治神宮を歩こう」と言いました。

 

こういう唐突な提案は、

これまでもハズレが少なく、

今回も何か閃いたのだと思います。

とてもお天気の良い休日だったので、

久しぶりに明治神宮を

二人でお散歩することになりました。

 

久しぶりに表参道や

渋谷までの通りもコースに入れて。

 

◆明治神宮の森

 

表参道のキラキラした通りを抜け、

明治神宮の森に近づいた時、

 

急にあたりが冷んやりした空気に包まれ、

何かここから先は異なる世界だ

という感覚がありました。

南門をくぐると、

高く覆いかぶさるように

巨木の緑が生い茂り、

 

広い参道だけれども森の中を歩いている、

森の中にいる、

そう感じさせるものがありました。

けれど、参道の途中にある

 

「明治神宮御苑」に入り、

地面の落ち葉を踏みしめ、

木々の根元に茂る熊笹や、

水滴が感じられるほど

湿った木の幹に囲まれると、

 

今度こそ本当に森の奥深くに

分け入ったようでした。

 

◆森と水の音が聴こえる

 

睡蓮の咲く南池、花菖蒲田を抜け、

更に森の奥へ歩いて言った時、ふと、

「この森には音が響いている」

「森と水の音」が聴こえる。

 

突然、そんな風に感じました。

それは『羊と鋼の森』の映画と

同じ感覚でした。

実際に音が聴こえるわけではなく、

それはまるで自分の中に響いている

「森と水の音」に共鳴しているような、

そういう何かを感じたのです。

下調べしないで出かけたので

全く知らなかったのですが、

 

その奥には、清正井(きよまさのいど)

がありました。

森の地下水による湧き水の井戸です。

 

 

◆森が美しいのは井戸を隠してるから

 

「ここに湧き水があるから、

森と水の音を感じたのか・・・」

と納得しました。

静かに湧き出る井戸の、

透明にゆれる水面に手を浸し、

 

心まで透明になるような気持ちで

森の道を引き返していると、

ある言葉を思い出しました。

「砂漠が美しいのは、

どこかに井戸を隠しているからだよ」
『星の王子さま』

(サン・テグジュペリ)

「この森が美しいのは、森の奥に

井戸を隠しているからなんだね」

 

そんなことを話しながら、

森の道を歩きました。

 ◆永遠の森

 

南門を出て「杜のテラス」で

お茶をしながら、

「よくこんな森が残せたよね、

都会の真ん中に・・・」と話しつつ、

二人とも「いや待てよ、

 

この森は自然な森だっけ?」と

「明治神宮 森の設計」

で検索してみると、

「神社の森は永遠に続くもの

でなければならない。

それには自然林に近い状態を

つくり上げることだ」

という基本骨子のもと、

 

今から90 年ほど前に、当時の日本の人々が、

明確なデザイン意図と壮大な構想力をもって

つくり上げた森であることが判明しました。

参考)日本人がつくった自然の森――明治神宮「鎮守の杜に響く永遠の祈り」


日本発の林学博士、

公園の父と呼ばれる本多静六。

その弟子の本郷高徳と上原敬二。

林苑計画書を作ったのは、この3人。

 

彼らが目指したのは、永遠の森。

元々この地にあった

太古の原生林だったそうです。

参考)「明治神宮 不思議の森 ~100年の大実験~」

 

◆本多静六氏の設計

 

「本多静六」のお名前発見にびっくり。

本多静六氏は、私のブログでもサイトでも

紹介している方です。

●公園の父〜夫婦愛の完成法【アメーバブログ】
●公園の父〜夫婦愛の完成法【ミニブログ】

確かに当時の名だたる公園を設計していた

「公園の父」であり、

日本発の林学博士である本多静六氏が、

この明治神宮の森を設計するのは

自然な流れだったのでしょう。

でも私としては、

こんなに素晴らしい豊かな森が、

自然林ではなく人工林であり、

しかも、よく存じ上げている

本多静六氏の設計であったということに、

衝撃を受けていました。

日比谷公園のような

明るく開けた公園だけでなく、

100年後さらに永遠に続く

奥深い静かな森を設計してしまう

本多静六氏の仕事に、

深く感銘を受けました。

 

◆永遠を感じさせる音

 

映画『羊と鋼の森』で感じた

「森と水の音」は、

明治神宮の森につながっていました。

 

その森は「永遠の森」として

設計されていました。

 

「永遠の祈り」は

森の中に今も響いています。

私の中にある「森と水の音」も

「永遠」を感じさせる音だ・・・

 

でも、私の中に響く音は、

永遠を感じさせるほど遠い昔に

聴いたことのある音だ・・・

そんなことに気づかされました。

映画で、森で、内にある

「森と水の音」が共鳴し、

生きた音として響き渡ったようでした。

 

またどこかで「森と水の音」に

共鳴する音に出会ったら、

さらに深い発見があるかもしれない・・・

そんな日を楽しみにしていようと思います。

 キラキラ

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

愛と光と感謝をこめて

インナーウィッシュ

 

キラキラ

 

 

●天皇皇后両陛下が『羊と鋼の森』をご鑑賞。

 

2018年5月24日 livedoorNEWS

 

山崎賢人「とても緊張しました」

会見に現れた山崎は

まだ緊張が解けない様子で、

硬い表情。

 

「皇后陛下とお話をさせていただいて

『とてもよい、美しい映画でした』

と言っていただいた」

と懇談を振り返り、

 

「皇后陛下は

原作の小説も読まれていたので、

『その外村のイメージにぴったりだった』

と言ってもらえて

すごくうれしかったです」

とようやく笑顔を見せた。

 

キラキラ

 

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(もう一度観たくなる)公開記念特別番組

 

 

キラキラ