カンボジア人の人懐っこい笑顔に出会う旅(クメール語初級受講生) | INJカルチャーセンターのブログ

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クメール語初級講座、受講生の汐留一郎です。

クメール語はマイナー言語と言われ、学ぶ人はまだまだ少数です。でも、「人に理解してもらいたい」という気持ちはだれにでもあり、言語はそのひとつの手段です。昨今、世界中の、どこでも英語でコミュニケーションを取ることができます。しかし、日本に来る観光客が「コンニチハ」と道を尋ねてくれば、ついつい親切にしたくなるのが日本人の心情ではないでしょうか?

昨年、パックツアーで訪れたアンコール遺跡に感銘を受け、昔、日本で見たのと同じ農村風景に懐かしさを感じ、「僕ももっとこの国を知ってみたい」という動機で、カンボジア語を習い始めました。

クメール語を学習して9か月、カンボジアを再訪することになりました。 夕刻、バンコクで飛行機を乗り換えカンボジアの領空に入った途端、大地は闇の中で、「あ~、大変な所に来てしまった」と早くも里心がつきました。しかし、空港に着き、タクシーの運転手にクメール語で挨拶すれば、あの人懐っこい笑顔が。 クメール語を学習して本当によかったと思う瞬間です。

近世、カンボジアは地政学的に不利な状況にあり、近隣諸国より出遅れてしまいました。しかし、教育の機会均等も整いつつあまくあり、子供の多さを考えれば人口ボーナスの時期も近いでしょう。

まだ電気も輸入で高額ですが、インフラが整えば、経済成長も今後一気に加速する可能性があります。人口1500万人という小国と見てはいけません。なぜなら、彼らはあの精緻で壮麗なアンコールワットを作った者たちの末裔なのですから。

今回の旅行は短期でしたが、自分の眼で見、聞き、考え、僕がこれから何をすべきか決まりました。もしかしたら自分探しの旅であったのかもしれません。

帰路、空から見る緑のジャングルとメコンブルーの空。この青空が、今回、出会った人たちの心に、カンボジアの大地にずっと続くようにと願いつつ、クメール語のさらなる上達に向けて決意を新たにしました。

  
  
  ノスタルジーを感じるカンボジアの田園風景