<大会>　

今日は、この一週間で一番北風が強くなる日。

昨日までの風の強さなら、ＰＷＣなら開催できただろう。

しかし、今日の風は流石にＰＷＣでも無理。

昨日の風でもキャンセルになったのだから、

今日開催することは、到底考えられない。

オーガナイザーは、ＨＱ（ヘッド・クオーター：大会本部）前で

待機するように、指示を出した。そして、３０分後にキャンセル。

以上をもって、本大会は終了した。

キャンセルになったことで、表彰式が前倒しで開催され、

午前中に全ての日程が終了し、賑やかだったホテルは、

午後には、シーンと静まり返っていた。

明日にしか帰れない選手に対し、オーガナイザーが気遣って、

テイクオフ見学やＲＡＳＫＡの町の観光を企画してくれた。

更に、夜は、打ち上げパーティーに招待してくれた。

川地は、来年以降にツアーを開催することを見据えて、

メインテイクオフ見学ツアーに名乗りを上げて、

下見へと出かけた。そういえば、スロベニアでも、

メインテイクオフは一度も使わなかったな・・・。

日本人選手数名と大会スタッフ２名、そして、

大会本部の受付をしていた美人姉妹も、何故か同伴？

いつも微笑んでいて、とても物静か

埃っぽいテイクオフよりは、

プールサイドが似合うでしょうね。

　う～ん、良いですね

６日間の大会スケジュールで、

競技３日間＋フリーフライト－キャンセル－ストップ

＝不完全燃焼となった。

これが本選（ＰＷＣ）だったらと思うところもあるが、

全ては運命である。確かに、競技的には不満もあったが、

アスリートとしては得られる物が多かった。

また、最先端の情報が得られるのも海外遠征の魅力。

最新鋭の機体や機器を目にすることが出来た。

これらが糧となって、今後の塾へフィードバックできるだろう。

昔のように、頻繁に競技へ参加することは出来ないが、

１～２年に一度ぐらいは、最前線に赴く必要があると感じた。

PrePWCセルビア６ コンペで得られる物