敏感耳 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->KS> 雪


雪がチラチラ降っている。

今日は混むから、できるだけ早目に登校しなければあせる


しかし、ショウは布団から出ようとしない。

猫の様に丸まったままだ。

川地は、まだ体が温まっていないので、

ワイフにトイレに連れて行ってもらった。


今日も、ショウは、とても協力的で、

着々と準備を済ませることができた。

これなら、余裕で登校できると思ったのだが・・・、

甘かった。


寒く無いようにと、服や手袋をしていると、

通常の倍の時間が掛かってしまし、

いつの間にか、ギリギリの時刻になってしまった。



ところで、最近のショウは、ビクつくことが多い。

我々でも聞き取れるかどうかという音が、

騒々しい場所でも明瞭に聞こえているようだ。


だから、嫌な言葉や音も聞こえてしまうらしく、

騒がしいレストランの遠くで話す

定員の声に反応してしまう事が増えてきた。


また、

静かな空間で、突然大きな声を出すのも良くない様だ。

音が聞こえないので、ボリュームを上げた所に、

大音量が入ってくるようなものだから、

ビックリするのだろう。(まさに、そういった反応をする)



この 『 敏感耳 』 、

最近は更に精度が上がっているようだ。

学校の先生のチョッとした掛け声にも

ビビルことがあるらしい。


このままでは、何処にも行けなくなってしまう。

困ったなぁ~。  (ーー;)ゞ