金融庁は1日、少ない元手(証拠金)で多額の外貨を売買できる外国為替証拠金取引(FX取引)の規制を強化し、証拠金の50倍としていた従来の取引額の上限を25倍に引き下げた。

 投機的な取引を防ぐのが狙いだ。

 取引業者の多くが7月中に自主的に25倍に引き下げる対応をしており、この日の相場への影響は限定的だったようだ。「取引額は一時的に1割程度減るだろうが、規制で透明性をアピールできれば、投資家の参入が増え、取引額は増加に転じる」(セントラル短資FXの阿草龍二氏)との見方もある。

 FX取引をする個人投資家は、外国為替市場の円取引の約3割を動かしていると推計されている。しかし、高倍率で売買して相場を読み誤ると、多額の損を被るため、金融庁は昨夏初めて証拠金の50倍を上限にするなど、規制を強化してきた。



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