日本代表MF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)がW杯南アフリカ大会で敗退後、初めて自身の去就問題について口を開いた。5日に母校である石川・星稜高を電撃訪問。ACミラン、バレンシア、マンチェスターCなど複数のビッグクラブが獲得に興味を示す中、最終目標はレアル・マドリード移籍であることをあらためて強調。14年W杯ブラジル大会には銀河系軍団の一員としての出場を目指す。
高い志に変化はなかった。ジーンズに緑のシャツというラフなスタイルに身を包んだ本田が、母校の石川・星稜高を訪問後に、自身の去就問題について初めて言及。ACミラン、マンチェスターC、バレンシア、セビリアなど複数の欧州クラブから獲得に興味を示される中で「オレの希望(クラブ)は皆さんも知ってるでしょ?オレは常に上を見てますから」と言い放った。最終目標はあくまで、かねて公言しているRマドリードの10番であることを強調。日本の新エースにとっては並み居るビッグクラブも通過点にすぎなかった。
02年日韓大会以来、2大会ぶりの16強進出を果たしたW杯で4試合2得点の活躍。3試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど一躍、世界の注目を浴びる存在となった。ACミランのガリアーニ副会長が獲得に本腰を入れるなど市場価値は急上昇しているが、2000万ユーロ(約22億円)といわれる高額な移籍金の問題もあり、今後の去就は流動的。昨年12月に4年契約を結んだCSKAモスクワ残留の可能性も残すが「レベルの高いチームでやりたい気持ちは常に持っている。チャンスがあれば、そういう(移籍の)可能性はある」と熱い思いを口にした。
順調にステップアップを続ければ、Rマドリードの10番も決して手の届かない目標ではなくなってきた。「W杯出場は小さい時からの夢の1つだったし、ようやくスタートラインに立てた感じ」。所属クラブで結果を残して、14年W杯ブラジル大会を銀河系軍団の一員で迎える――。有言実行のレフティーが、つかの間の充電期間で、壮大なプランを再び頭に刻み込んだ。
暗いニュースも多いですが、ちょっと明るいかなと
同じ日本人なので、海外で活躍する選手が増えれば嬉しいですね