「Sさんですか?」
先に店内にて待っていた彼。
後から店の駐車場に到着し、メッセージを送る。
一人の背の高い男性が暖簾をかき分け、店から出てきょろきょろしているところを見て私は声をかけた。
「あ、えっと、はい。みやびさんですか?」
と彼が応えてくれ合流に成功。
先に歩き、席まで案内してくれる
大きめのズボンに黒のパーカーを着た彼の額からは
汗が流れていた。凄く。笑
私も汗かきなので彼が汗をかいてたことに対しては特に何も思わず。
むしろ安心感を覚えながら、
こういうラフな格好をする人なんだなあと
服装から判断していました。
「トイレ行ってきていいですか?ちょっとメニューみて待っててください」
と言われ、めちゃくちゃ緊張しながらもそれをなるべく隠すように
ほおぉ~ってメニューを見る私。
ちなみにこの時彼は
(やばぃ…汗めっちゃかく変な人だと思われてる…)
と思いながら顔を洗っていたそうです。
私はそんなことも気付かず(笑)
彼のおすすめのコースを選び食事が始まりました。
食事中は自分のことしかしゃべる余裕がありませんでした。
最早なにを話したか全く覚えていません。
私が伝えたうちでも記憶があるのは
「何かとやらかすので一緒にいておそらく飽きないと思いますよ」です。
ただただ緊張していました。
私は緊張しすぎてここぞというときは何かと溢すので、
コース内のすき焼きを食べる卵を割ることにも緊張して数分かかりました。
この時もちろん私は
(やばぃ…卵も割れない変な人だと思われてる…)と思っていました。
21:00前には奢ってもらった食事が終わりました。
私からしたら少し高級だったのでコーヒーでも奢らせてもらおうと思っていました。
が、「じゃあ…」と彼が言い早く立ち去りたいというような雰囲気を醸し出してきました。
(え、コーヒーもない?食事、しかも肉だけ?おごり?連絡先も聞かれず?!緊張隠して頑張って喋ったけどやっぱりダメだった?!こいつは面倒そうだと思われた?喋りすぎた?また次探さないとダメかな…?!涙)
と思った私は、とりあえず相手の乗ってる車だけ教えてもらいw
解散しました。
今思うと既に似た者同士なのかもしれません。