2018年3月、放送大学大学院 文化科学研究科 文化科学専攻 人文学プログラムを修了いたしました!


お世話になった、というか、ご迷惑しかおかけしなかった先生や学友に感謝申し上げております。

(普段の授業履修自体は通信制ですが、1-2ヶ月に1回の対面指導、メールでの随時相談、年2回のゼミ合宿など、修士論文のサポートはかなり手厚い放送大学。腰を据えて取り組みたいテーマをお持ちの方にはとてもオススメです。)


不肖私の修士論文の題目は、「静御前像の展開 歴史から文学・芸能へ」でした。

歌舞伎を好きになって以来、古典文学と歌舞伎の関係性に興味を持っておりました。

先に古典文学を愛読していた私にとって、歌舞伎を観て、驚くことがたくさんありました。古典作品を原作とした演目でも、かなり原作とは異なるストーリーになっているのです!

その違いが不思議で、ストーリー変容の過程について、詳しく考えてみたいと思いました。それが放送大学大学院受験の動機です。

なお、そうした加工が特に多いのは、源平合戦。

義経や弁慶、俊寛、熊谷次郎直実、巴御前など、興味深い変化を遂げている人物が多数います。今回は、その中でも、義経の愛妾 静御前を取り上げたわけです。

吾妻鏡、平家物語、義経記、能、歌舞伎……静御前は媒体の特性を大きく受けながら変容していくことを確認いたしました。


奇しくも、私が初めて観た歌舞伎は『義経千本桜』四ノ切で、その中で、中村壱太郎さん演じる静御前に魅了されたことを、今でも鮮やかに覚えております。


まだ歴は浅いですが、自身の歌舞伎好きの原点となったテーマを探究することができて、楽しい修士論文でした。

なお、提出するには提出したものの、内容面も形式面も未熟な部分が多数残っておりますので、その辺を整えつつ、何かしらの形で、上覧に供したいところでございます。

後悔も色々とありますが、修了できてホッといたしました。



大学院関係のブログ記事
 
 
 

そして、この春からは、武蔵野美術大学の学生になりました。

昨年から大和絵教室に通っているのですが、さらに学んでみたいという気持ちが大きくなりまして、通信制の2年生に編入いたしました。3年生からの専門課程では、油絵学科日本画コースに進学希望です。

仕事の兼ね合いなどもありますので、5年くらいかけて卒業できれば良いなぁ、と考えております。

ど素人なので、何から始めて良いかも分からず、とりあえず、細々とスケッチを描いております。

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ど素人で、亀の歩みで学んでいく予定ですが、ムサビ通信の方、もしご覧になっていたら、お気軽にご連絡くださいませ。

今年はテキスト科目を修めつつ、夏と冬にいくつかスクーリングに参加する予定です。 

 

 

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