「98年7月、小田和正は東北自動車道を走行中に大事故を起こした。
車は大破し、自身も鎖骨を骨折して絶対安静。この事故が小田の心にどんな変化をもたらしたのかを詳細に記す事から本書はスタートする。」
帯より。
小田さん、この時病院で不思議な体験をしたそうです。
天井に眼鏡の男がいて、ずっと見ていたり
天井から花がふってきたり・・・
最後には小田さんの顔をめがけて紐がひゅるひゅる垂れ下がってきたそうです・・・・
それはあとで幽体離脱のようなものだと・・・
私はこのくだりを読んで大変驚きました。
この体験にではなく、こういう体験を小田さんが語ったことに。
小田さんってこういう霊的な話とかしない人だと思うし、信じてなさそうだし、
嘘とかいい加減な事は言わない人だと思うので。
だからね、よけい信憑性があって・・・・
人って死ぬ直前今までの人生すべてが走馬灯のように、まるで映画を見ているように
見えるっていいますよね。私、それ信じてるんです。
今まで自分がやってきた総決算が最後に全部自分にはわかってしまうというか。。。
人はごまかせても・・・ああ、厳しい!
「生きててくれただけで良かった」というファンレターをもらって、とても不思議な感情になったと・・・
ただ、ゴルフに行っただけの自分に身内でも無い人が、
そこまで思ってくれる人がいるという事に・・・・
こういう体験を通して、小田さんは何かが変わったのかもしれない。
あのオフコース時代のぶっきらぼうな小田さんとは違い、よくしゃべり、動き・・・
あの事故は起こるべきして起こったのかも・・・・
以前ビートたけしさんも大事故を起こして、それから監督業が際立ってますよね。
「死」というものを身近に感じた人は、以前とは全く違う何かが見えるのかもしれない・・・・
人生観が変わりそうです。
・・・それにしても、小田さんってやっぱり自分に厳しい人だ。
人にも厳しそうだけど(笑)。あ、だれかと一緒?w
最後に小田さんの言葉。
「辛いなら、終わった後で絶対楽しい」
「頑張っていれば、どこかで誰かが見てくれている」