大國魂大神の強いご神威に包まれた狛江の地

緑あふれる社叢の参道は南の社殿を目指す

その御名のとおり、強く美しい神社です

 

神社 伊豆美神社(いずみ)

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創  建 : 889年

御祭神 : 大國魂大神(大国主尊)

       一の宮から六の宮(小野大神、小河大神、氷川大神、秩父大神、金鑽大神、杉山大神)

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住所: 東京都狛江市中和泉3-21-8

交通: 小田急線 狛江駅から徒歩15分   

公式ホームページ: なし

 

旧郷社。狛江の総鎮守。もとは六所宮として、府中市にある大國魂神社よりご分霊。

六社のご祭神は、一ノ宮:小野大神、二ノ宮:小河大神、三ノ宮:氷川大神、四ノ宮:秩父大神、五ノ宮:金鑚大神、六ノ宮:杉山大神なのですが、どこの神社に該当するかは、それぞれ諸説がありすぎますので、ここでは割愛させて頂きます。

 

関東一円の主要な神社をお祀りしていることは確かです。

 

神社入口(一の鳥居)

入口からして、美しいキラハート光景です。

折り重なる鳥居と社叢とその奥に輝く大切な社殿。

 

二の鳥居

こちらの鳥居は江戸時代初期に造られた石造鳥居で、都内でも数少なく珍しいもの。

狛江市指定文化財になっています。そして関東三大鳥居でもあるそうです。

小さくキュートで味のある鳥居ですキラリ

 

鳥居の扁額

 

左が一の鳥居、右が二の鳥居の扁額。デザイン的にもきれい花

二の鳥居の扁額には、龍龍があしらわれていますね。

 

参道

ご聖域の入口。北側から入るので、間違えるとぐるり一周の旅となります笑顔

 

神輿庫

手水舎

 

狛犬

 

ご聖域入口の狛犬さん。悪役商会から派遣されてきたようなきゅっ独特のお顔です。

コロネやクロワッサンロールパンのような巻き髪がすてきハート

しっかりとご聖域を護っているかのよう。

 

拝殿

正面から拝見すると、不思議な屋根の形。

近づくと、中から神々しい輝きキラハートが感じられました。

 

【ご由緒】

当神社は宇多天皇寛平元年9月20日北谷村字大塚山に六所宮として鎮座し奉る。

天文19年多摩川洪水の為地陥欠し、同21年現在の境内に遷座し奉る。

明治元年伊豆美神社と改称す。

徳川家康幕府を江戸に開きし後此の地を領せる井伊、石ヶ谷、松下の諸家より毎年9月20日恒例として金穀若干を奉奠せられたが、明治維新の際廃藩置県の結果廃止となった。

明治16年8月郷社に列せられ同42年9月供進神社に指定された。

昭和20年大東亜戦争終結後神社制度に改革が行われ宗教法人伊豆美神社となった。

大国魂大神は慈悲の心深く福の神、縁結び、医薬の神として御神徳高く昔から一般国民が深く崇敬致して居ります。

(伊豆美神社略記より。一部、表記のみ変更)

 

「いずみ」という神社名から、最初は出雲系なのかと勝手に想像していましたが、ちょっと違うようです。

府中にある大國魂神社からご分霊を勧請し、創建されたとお聞きしました。

 

ご祭神の大國魂大神はわかりやすい御名ですが、実はよくわからない神様のようです。

武蔵国の国魂の神であり、素戔嗚の御子神でもあり、大国主とも言われている・・・

個人的な印象としては、土地がらみ(武蔵国)の大地系パワーが超強力雷

 

大國魂神社へはこれまで何度も参拝していますが、底力はタダモノではありません(笑)

最初は出雲系の神様をお祀りして始まったのかもしれませんが、出雲の枠を超えて広域の、つまりは武蔵国の総合役所みたいな御役割になられたのでしょうか。

 

広域ネットワークの中心、いつでも6カ所の神社からお力を頂けるような、有難い総社。

その大國魂神社から分祀された神社となれば、規模は幾分小さくなるものの、ネットワーク機能は同じなので、やはりパワー発現は強いかと思われます。

 

大國魂神社同様、北側参道、北向き社殿ですね。

大國魂神社はもともと南向きであった社殿を1051年に源頼義が北向きに改めました。
朝廷の権力が届きにくい東北地方を神威によって治めるという意味があったそうです。

すると伊豆美神社も大洪水で流される前は、南向きだったかもしれませんね。

 

感じたのは、やはり大國魂神社と同じように、清濁併せのむ度量の深さ。

強い力元気で上から押さえつけているというか、まとめあげているというか・・・

やたら悪いモノがはみ出さないよう頑張ってくれているんでしょうか。

 

美しい緑の参道がなかったら、あるいはもっと重たい神社になっていたかもしれません。

この緑の参道がバランスをとっているような気がしています。

 

近隣には古墳古墳が多いことからも、地域一帯の何かを引き受けていらっしゃる印象もあります。

まあ、それだけ強いってことですね~

 

拝殿の扁額もやっぱり美しい。社名の「美」キラハートが生きますね。

 

御本殿

覆い殿ながら、何故かとても存在感キラリがある御本殿。

 

神楽殿

 

境内

拝殿周囲に建物がぎゅっと凝縮されていますが、社務所は参道入口右手にあります。

先日参拝した虎狛神社の御朱印もこちらで頂けました。

 

拝殿右横の摂社

夕日三兄弟みずたまのように背後に夕日を受けた石祠が仲良く並んでいます。

 

御本殿背後(左側)の摂社

御本殿背後の一角とこの石祠は何でしょう。

どうやらご神木のアカマツ松が落雷雷で倒れた跡地に、こちらの石祠を建てたとの情報。それも割と最近のようですね。石祠は、大蛇をお祀りしている妙玉郷社大善神。一説には白蛇とも。

 

お~っと、ググったら大蛇伝説白蛇が結構出てきましたハート

詳細は狛江市のホームページをどうぞ。

 

靖國神社

ご聖域入口付近、右手にあります。

砲弾や護国神社は割とよく拝見するのですが、靖国神社は初めてです。

一点気になるのは、石祠に鎖クサリが巻き付けられているようなのですが・・・

 

神明宮

靖國神社の隣には、神明宮があります。

御祭神は、天照皇大神、豊受皇大神、素盞嗚尊、熊野大権現、柳久保稲荷大明神、水速能売大神、菅原道真公霊位。

 

福徳稲荷神社・諏訪神社

参道を挟んだ向かい側には、赤い鳥居の摂社。

ご祭神は、福徳稲荷大明神、諏訪大明神、建御名方主大神、白幡菅原朝臣、源頼朝公霊位。

 

鳥居の内側から見た、靖國神社と神明宮

狛犬同様、参道の両側から摂社たちが見張っているようです笑顔

 

御霊神社

拝殿前を左手奥に入っていくと、御霊神社キョロと刻まれた社号標に突き当たります。

そこを右に折れると、御霊神社の石祠。

多摩川近くの元社地からこちらに遷宮する際、仮宮としてこの場所に遷されたという。

もともとここには御霊神社があったようですね。古くは腰掛塚と呼ばれていたようです。

 

御霊神社とは怨霊を鎮めるための神社と思われがちですが、そうとは限らないので微妙長音記号1

ですが、何かおっしゃりたい事がおありのよう汗

 

なぎの木

神聖な梛(なぎ)の木。

熊野詣が盛んだったかつて、熊野三山それぞれから梛の葉を手渡されていました。

金剛童子が変化した姿とも言われ、旅の安全を願い、お守りとしていたようです。

魔除け、厄除け全般に効きそう。

個人的には京都 石清水八幡宮の御本殿脇にあった、なぎの木を思い出しました。

 

変な木

 

こちらはもう個人的な趣味の域ですねきゅっ

参道にひっそりあった、ジャガイモじゃがいものなる木(笑)

 

伊豆美神社のすぐ東側には、都指定史跡の兜塚古墳があります。

このあたりは狛江古墳群(狛江百塚)と言われ、狛江市南部を中心に70基あまりの古墳があったようです。

鬱蒼としていて、少~し近寄りがたい雰囲気あせるではありますが。

 

こちらは狛江駅に近いところにある亀塚古墳

思いっきり住宅地のど真ん中にあります。

今はほとんど見る影もありませんが、もとは全長40mもある帆立貝形前方後円墳帆立

埴輪や多数の副葬品が出土しており、大阪府の古墳から出土したものと同じ銅鏡が見られることから、畿内王権と深く結びついた豪族と考えられているそうです。

(案内板の説明より)

 

社務所の方から、多摩川河畔から当地へ遷座する前の元宮として、水神社だけが現存するとのお話を伺ったので、約300mほど離れたところにある水神社も参拝しました。

 

 

神社 水神社(みず)

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創  建 : 889年

御祭神 : 水波能売神、順正院宗可日久夛神(小泉次大夫)

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住所: 東京都狛江市元和泉2-36付近

交通: 伊豆美神社の300m西。114号線「水神前交差点」のところ。     

 

伊豆美神社(六所宮)は現在の社地に遷宮する前、こちらにありました。

元宮ですね。現在は水神社のみご鎮座しております。(伊豆美神社の境外末社)

みかんみかんが二つ。なんとも微笑ましい光景です。

ご祭神の小泉次大夫は、用水工事に尽力した方。

ちなみに、道路を挟んで北側には万葉歌碑があります。

 

夕方に近い多摩川の風景。水神社のすぐ横はもう土手。

心地よい風が吹いて、みなさん多摩川を眺めながらぼ~っ泡としていました。

かつての多摩川の流路はわかりませんが、かなり川岸に元宮があったんですね。

これでは洪水で流されたのも無理ないような気がします。

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その名のとおり、強く美しい神社。

ただ美しいだけではなく、底力のようなパワー元気があります。

やはり大國魂神社のご分霊をお祀りするだけあって、いろんな方面で強力カミナリ

 

個人的には、魔除け、厄除け、除災のガッチリ守護がメインではないかと感じました。

高貴な光でガッと跳ね除けるというより、ネットワークから伸びる何本もの地獄的な強さ(笑)であらゆる邪から守護。

地域の発展や人々の幸福がその強い守護の中にあるようです。

 

なお大國魂神社もそうですが、一の宮から六の宮までの神社との関連が深いので、相互に支え合っている印象が強いですね。

論社もあり、六社すべてが特定できているわけではありませんが、六社を支え、また六社からも支えられているこの強い絆(霊脈、神脈)は、広大な武蔵国笑顔にあっては今後も重要なポイントとなりそう。

 

力強い神様の霊線が未来に渡って、地域と人々を護ってくださいますように風船