雨季らしく、降ったりやんだり、
時には晴れ間や青空も見えます。
我が家のリビングの景色と化している
河川も、日を重ねるごとに水かさが増え、
停電も少しずつ減ってきました。
少しくらい雨に濡れるのも気持ちがいいので、
今日はちょっと外出。
小雨なので、街はさほど人が減るでもなく、
いつもの仕事をこなす人々が行きいしています。
そんな中でよく目に飛び込んでくるのが、
こんなビニールをかぶった人々の姿。
彼ら決してふざけていません。
ましてや恥ずかしそうなんて、
まったくといっていいほど感じられません。
雑貨屋で働くお兄ちゃんが
テンポー(輸送用の小型3輪)から
せっせと荷物を運んでいます。
「ちょっと写真とっていいかなぁ~」(ヒンディ:キャー アープカー フォートー レー サクティー(女) フーン?)
と、聞いてみると、仕事中にもかかわらず近くに居た友人に声をかけ、
快く「さぁ、とってくれ!」と肩を組んで笑顔くれました。
撮るたびに写真をチェックし
「アッチャー ナヒーン、 アウル エク!(写りがよくないからもう1枚とって)」といって、
結局4回ほどシャッター切りました。
が、彼、シャツや表情を厳しくチェックするにもかかわらず、
一向に頭のビニールは気にしないのです。
そして、やっと気に入ると、「その写真プリントしてちょうだいね」といいました。
インドのミドル階層以上では、いまやデジカメやアナログにしてもカメラというのは
ここ数年で急激に当たり前になりました。
オリンパス、キャノン、ソニー。。。何でもデパートに並んでいます。
しかし、まだまだ庶民の層には、自分の姿を紙に焼く、というのに
強い憧れがある人たちも居ます。
彼も、きっと自分と友人の友情をカメラを通して
紙に焼き付けたかったのでしょうね。
しかし、
いいのかい?このビニール頭で。。。
恥ずかしげもなく、涼しげに、この姿で道行く人は数知れず。
インドの雨季の風物詩といっても、いいかも(?)しれません。。。。