向日葵の咲かない夏 | 個人的読書
2007年03月01日

向日葵の咲かない夏

テーマ:国内ミステリ
道尾 秀介
向日葵の咲かない夏

「向日葵の咲かない夏」
道尾秀介・著
新潮社・出版


『独特の世界観ですが、ミステリとしてはよく出来ている』


 昨年のミステリ・ランキングに「シャドウ」とこの「向日葵の咲かない夏」
が、同時にランクインして(20位以内にですが)
 ちょっとした、道尾ショックが、国内ミステリ界に吹きあれておりますが、
一体、誰なんだ?あなたは?と、調べてみると、
「背の眼」書いた人なんですね、、。
読んでないけど、知っているよ、「背の眼」は、、。というわけで、
ちょっと納得した私です。


 本書ですが、これ、めちゃめちゃ変わっています。
小学生のミチオ君が、主人公。
これ最初、著者の道尾からきているのか、思いましたよ。
(実際そうかもしれないけど)
夏休み直前の一学期最後の日、学校を休んでいるS君の家へ、
プリントなんかを、持っていくと
S君が、自殺しているじゃないですか!!。
あわてて、先生や警察に連絡すると、今度は死体が、消失します。
 S君は、行方不明ということで、一件落着するのですが、
なんと、生まれ変わった、S君がミチオのところへ、、。
「僕の死体を捜して、、、」と。
で、死体消滅の謎を解く、ミチオとミチオの妹なのですが、、、、。


 こんなの、ありえないよ、、、と
なにか、トリックがあるのだろうなぁ
と思いつつ読み進む感じ。
 ありえないこと書きながら、ミステリとしては、
割とよく出来ている感じで、
 犯人だぁ!と、思っている怪しい人が、
二転三転、いや、四転か!!。
この辺の、推理の仮説がひっくり返される感じは、面白かったです。
ただ、行動は、小学生っぽいのですが、
推理パートになると、小学生が、急に青年になった感じでした。


 ネタばれになるので、あんまり詳しく書けないのですが、
小説ならではのトリックというか、述術のトリックもあるので、
この辺は、凄い!!と、思うか、ズルイと、思うか、
 やられちゃったと、思うか、ごまかされたなぁと、思うかは、
読み手次第。
 独特の世界観で整合性を突詰めなくては、いけない。
トリックを書いている矛盾を背負い込みながらも、
ねじふせちゃった感じです。

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