
頂上から密岩通り登山口に行きそびれ、途中まで来てしまったため、
「赤岩通り分岐」から行くことにしました。
ここは「十二様通り」へも行ける分岐と書いてありましたが、
そっちには行けない様にテープで規制してありました。
赤岩通りのなの通り、赤い岩ばかり。
そしてまたまた鎖場。
そんなに急ではないものの、長いのと足元は滑ります〜〜
この岩場を抜けてしまえば木の階段が続き、30分ほど下り・・・
突然目の前が開けました。
「潜龍院跡」と案内板にはありました。最初は御殿だったそうですが、
のちに山伏が拝領し、お寺にしたとか。
これだけの奇岩の険しい山、修行にはもってこいですよね
今は石垣しか残っていませんでしたが、広々として気持ちの良いところです
さくら〜〜〜と見に行ったら、隣にはまだ梅の花も咲いていました
そこから10分ほど歩くと集落にでます。畑の中に赤い鳥居とさくら。
密岩神社から岩櫃山を望む素敵な景観です。
蜜と密が間違えています。本当は「密岩神社」です
由緒は、この岩櫃城にてこの地を治めていた「吾妻太郎斎藤基国」が真田に攻め入られ落城した際、奥方や子供と行き別れてしまいました。その時身篭っていた奥方はひっそと岩櫃山の洞窟の中で子供を生み育てましたが、里の人にその子を託し夫を探すため旅立ちました。
しかし願いは叶わず疲れ果ててまたこの地に戻ってきたものの、力つきこの山の洞窟の中で梅雨と消えました。するとそこに観音の姿が現れ奥方の屍もろとも消えたそうです。それを見た里山の人たちが「密岩権現」として祀ったということです。
ちなみに観光案内所の近くには「岩櫃神社」があり、そちらは御祭神として「斎藤佐太郎基国命」が祀られいます。岩櫃城落城後、斎藤佐太郎基国命は領民の安否が気になり、神照坊大天狗となり岩櫃山に戻り領民を保護したと言われています。
山の沢通りの途中には「天狗の蹴上がり」という巨石と、尾根通りにも「天狗岩」があります。
これらの逸話を知っているとより楽しめるかもしれません。
しばし休憩したあと、またきた道を戻り赤岩通り分岐→尾根通りへと抜けて行きました
途中、分岐があったのに気づかず「岩場ルート」に行ったところが怖かった
斜めの滑る岩場を超え、足幅くらいしかないこの細い道を行くのです。
もちろん右側は急峻な崖です・・・・
岩にしがみつき重心を左に寄せて行きましたがここにせめてロープあればな。。。
迂回ルートもあったので、見落とさずにそちらを行くのをお勧めします。
そこを抜けると「天狗岩」がありました。
しめ縄がかかっています。
そこからは10分ほど行くと「岩櫃城跡地」につきます。
本丸跡と堀跡くらいしかありませんがちょっと休憩できる東屋がありました。
そのまま降りれば最初の観光案内所に戻れます。
ルート時間は地図を参考にしてください。
※密岩通り登山ルートは岩場と鎖場の連続で頂上に行くそうです、体力に自信のない方は平沢登山口から行くことを強くお勧めします。
「岩櫃山 天狗の架け橋」で検索するとたくさん画像や登山記録があります。事故も過去には滑落事故も発生しているためよくよく検討してルートを選んでください。

