5︰04。今、記事読んで感銘を受けた。

天龍選手の記事。昔と今のプロレスの違いを語ってる。さすがで自分に無い視点だった。

確かにそうだよなと感銘を受けた。

ここにこうやって記事に残すくらい、よい内容。

確かに語れるほどのものが何も残らないよな。

今のプロレスは。

自分自身にも当てはめて考えたい。




 一番の違いは客で、今のファンは、優しすぎると。

その優しさが、結果的にレスラーをダメにしている部分があると思うと。

プロレスは興行の世界だから、面白くなければ、客は来ない。それが当たり前のはずだった。
だけど、今のファンは、たとえ面白くないカード、つまらない試合であっても、「まあ、とりあえず行こうか」って足を運んでくれる。その優しさに、レスラーがとことん甘えちまっているんだよ。分かりやすく言えば、「まずい飯でも、とりあえず口に入れて腹がいっぱいになればいいや」と、レスラーに思わせちゃダメなんだ。そこはファンがもっとシビアになって、面白いものには熱狂し、つまらないものにはそっぽを向く。そのオンとオフを明確にしない限り、レスラーは成長しない。俺が50年この世界にいて、肌で感じてきたことだよ。と。
それに対して、今のレスラーは「何が悪いんだ?」って顔をしているじゃない。リングの上で自分の気に入った動きだけを見せて、客の反応を見て満足している。俺に言わせれば、「バカじゃないか?」と思うよ。お前たちの仕事は、試合が終わった後、ファンが飲み屋で「今日のあの試合はすごかったな」「なんであそこで顔面を蹴ったんだ?」って、ああでもないこうでもないと語り合えるような、強烈な何かを残すことじゃないのか。その熱を家に持ち帰らせてやれよ、と。今のプロレスには、その「何か」が欠けている気がすると。