さて,
本屋から出た後パン屋を探すが,すでに閉店で家路に向かおうと歩いていたら,
妊婦さんの占い師が居るではないか。
女王様は今まで,お金を払って占いなどしたことが無かったのだけれども,
妊婦さんだったので興味をもって見てもらうことにした。
そうしたら,
右手を出してくれと言われ,開口一番このように言われた。
「あなたは家庭に収まる人で無い。」
暫く,この占い師の話を聞いてみようとその続きを聞くと。
「あなたは,いつも誰かに頼られてしまう人であり,そのような運命にある。」
「本当は反対のことを考えているのだけれども,人があなたを頼るので,いつもせざるを得ない状況になる。」
「仕事を大事にするので,家庭には縁が無い。」
「あなたは,結婚向きでない。」って。
だから,私はこう応えた。
「もう,すでに結婚もしているし子供もいます。」って。
そうしたら,すごく驚かれて,
「あなたの旦那さんはよく出来た人だ。そんな人は旦那さんしかいないだろうから。大事にしてあげた方がいい。」って。これって,私の立場なくない?私ってどんな人間なのよ,一体。
私の右手のどの線でそれが分かるのかを聞いたら,
指で指して「んー,ここら辺がね。」だって。全然どこか分からない。
それから,「あなた今幸せでしょう?」と聞かれたので,
「はい」と私。
「でも,今の生活は十分幸せなのですけれども,私には夢があって・・・,その夢に向けて行動してもいいのかどうなのか迷ってまして・・」(これって,今書いていて思ったのだけれど,なんか十代の子達の思考じゃない?質問が年相応でないのは重々承知だ。)
そうしたら,その手相の占い師が,
「ご家族とよく相談された方がいいわ。」って。
そんなの私が一番わかっているのに・・・。そのまんま。
最後に私が,
「私は一体これからどうしたら良いのでしょうか?」と聞いたら,
・・・・・・・
沈黙。
そーだよね。(今は,笑わないでいてくれてありがとうと言いたい)
それが分かっていたら,9ヶ月のお腹でこんなところで手相など見てないわよね。そーよね,そーよね。っと心の中で思いながら,2000円のお金を払って帰った。
もちろん45分ぐらいは見てもらって,ここには書けない私の内面も聞いてもらった。聞いてもらったからって別にどうなることでもないし,最後は自分でどうにかするしかないと分かっている。私自身が,素性を知らない人間には軽く物が言えるものだ。っということが分かった。
もちろん,生年月日だけで・・・,名前も職業も何も言ってない。聞かれなかったし,言う必要がなかった。
情報をあまり与えないでコミュニケーションをとるのは楽だ。
だって,表面上の,うわっつらのものだけだもの。その場限りの。