燃えよ剣(下)/司馬遼太郎【B2022-02】 | 本のうんち(たまにマジでゴルフ)

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人は食べたらお尻からうんちが出るように、本も読んだら頭から感想が出ます

本を読んで湧き起こる喜怒哀楽、蘇る過去の記憶など、自分の心の中を余すところなくさらけ出すことで、気持ちのデトックスをしてみませんか?

 

 

 

 

 

 

【内容】amazon

 

薩長同盟成立で、

時流は一気に倒幕へ


 

 

最後まで夢と信念を貫き土方は

 

江戸、会津、函館へ向かう

 

 

剣ひとすじに生きた男の

 

苛烈な生涯を描く

 

 

KAGAWA GALLERY-歴史館 様

 

 

 

 

【雑感】

 

人の上に立とうとする者は

 

一国一城の主を夢見る

 

 

が、その描く城は個々人

 

思想や目標により規模は異なる

 

 

 

 

 

新選組局長 近藤勇が描く城は

 

明治以降の新生日本を動かした

 

他の幕末の志士と比べると

 

決して大きくなかったようだ

 

 

 

彼は、世が幕府統治から

 

尊王思考へと変わる中でも、

 

“大名”になることを夢見ていた

 

 

 


“田舎の市議会議員程度”という

 

筆者の表現は言い得ていた

 

 

NHK 様

 

 

 

 

一方の副長 土方歳三にも

 

同様の感を抱いた

 

 

 

彼は局地戦には長けていた

 

ようだが、大規模な“戦”

 

なると勝手は異なる

 

 

 

さしずめこちらは、

 

“喧嘩に強い田舎ヤンキー”?

 

 

 

 

幕末の騒乱期、彼らが目指す

 

べきは政治家だったのだろう

 

 

その必須条件は、

 

丸レッド哲学をもっていること

 

丸レッド世界的な動向を踏まえて

 

 物事を判断できること

 

であったが、

 

 

 

惜しむらくは、

 

彼らにその素養はなかった

 

 

 

決して卑下しているのではない

 

 

 

素質は十分にあったが、

 

この時点では素養が備わって

 

いなかっただけで、

 

 

時代の流れが早すぎて

 

対応しきれなかったのだ

 

 

 

そのせいで、彼らが悲劇的な

 

結末を迎えたのは残念でならない

 

 

 

 

 

 

 

【まとめ】

 

アンテナは高く

視線は遠く

耳を澄ませ(17字)