浅井インコです
私のDVの父は三人兄弟の長男だ。
祖母は父が子供のときに離婚していて、父以外の弟２人は祖父と継母が引き取ったそうだ。
私が小学生の時、祖母から父へ電話があった。
ニ男が死んだが葬式は済ませたと、別れた祖父から連絡があったそうだ。
つまり私の叔父が死んだのだ。
雨の日のバス停、少し道路へ出てバスが来るか見ようとして目の前に来た車にひかれたそうだ。
傘が邪魔をしてよく見えなかったために起きた事故だったと。
もう45年以上も前の話だ。
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３年前の2019年、私宛ての事務的な封筒が届いた。名古屋市からだ。
封を開けて中の紙を取り出してみると、見慣れない叔父の名前があった。
両目と心臓が飛び出たわ！
とにかく詳細を把握しなきゃと、記載の民生課に電話した。
名古屋市で生活保護を受けていた叔父が特別養護老人ホームで心不全で死んだが、葬儀と骨はどうしますか？という内容だ。
祖父方の親族ははもう連絡が取れる人間がおらず、兄である父も認知症なので姪の私のところへ連絡が来たのだ。
うちは墓がないことと諸々の事情を話し、名古屋市にお任せすることにした。
その後、特養にも電話した。
叔父のことでわかったことは、27歳で名古屋へ転入し、日雇い労働者として働いていて、2001年に病気になり、2003年に生活保護受給、2011年に特養に入所したということだけだ。
それと生涯独身だったこと。
27歳で名古屋へ行った数年後に、偽事故死の連絡が祖母に入ったことになる。
しっかりしたシナリオまで用意して、実の息子は死んだと連絡してきた理由はなんなんだろう？
テレビ見過ぎの私は、なにか悪いことをして犯罪者になったからじゃないかと考えた。
だってそれ以外の理由ってある？？
ねぇ、ある？？
この一連の話を、我が歯抜けの精神科医に話したら、案の定がっつり喰いつきあーだこーだと推理した説が、
「大喧嘩して絶縁したから、死んだことにしたんちゃうか」
う、うん (^_^;)
最近まで生きていた叔父さん。
実の母親である祖母は事実を知らないまま他界し、実の兄である私の父も生存を知らないまま認知症になってしまった。
一度も逢ったことのない叔父だが、見守ってくれるよう心の中でお願いしました。
