ライトボディの活性化に伴いチャクラは球状化していくという。目を閉じた時、いつも目の前に粒子の渦巻を見るが私はこれがチャクラであることを知っている。この渦巻は一定の間隔で回転方向を変化させる。プラーナの循環を行っているのである。この粒子の渦巻と球状チャクラの関係性はどうなっているのだろうか。全くイメージが湧かない。だが最近、少しだがその全体像が見えてきた。


本題に入る前に簡単にチャクラについておさらいをしたい。通常、チャクラは砂時計を横にしたような形で体の前と後ろ(正面と背)にラッパ状に開いている。中心部でスシュムナーと繋がっているがその部分は非常に狭くゴミ(*1)が溜まりやすい。ここが詰まるとチャクラの回転が遅くなり、最悪止まってしまう。チャクラの回転が衰えると経絡にエネルギー(プラーナ)が送り込まれず病気や死の原因になる。


「ライトボディの目覚め」(大天使アリエル&タシラ・タチ-レン著/ナチュラルスピリット)によればライトボディが活性化してくるとチャクラはその中心部(砂時計のくびれた部分)から開きはじめてチャクラが球状になるまで開き続けるという。これが球状チャクラである。球状チャクラはすべてのチャクラが一つの融合したエネルギーフィールドとして一体化するまで(球体の)サイズを拡大させる。球状化によってこれまで四次元レベルのエネルギーしか取り込めなかったチャクラが五次元以上のエネルギーも取り込めるようになるという。

私のこれまでの経験ではこの球状チャクラは文字通り球の形をしている。そしてその中心を貫いて穴が空いており、いわゆるトーラス構造をしている(*2)。球体の内部は非常に明るく、そこは白く発光するプラーナ粒子で満ちている。だが明るさの原因はプラーナではないようだ。
球体の内部はリンゴを横に輪切りにしたような感じで何層かに分かれている。どの層もプラーナ粒子で満ちているがプラーナ粒子はランダムに浮遊しているのではなく整然と秩序だって一定方向に運動している。この運動は回転運動で球体の穴の周囲をゆっくりとした速さで回転している。回転方向は層毎に逆方向になっている。


これが球状チャクラの基本的な構造であるが、プラーナの取り込み(流入形態)はトーラス構造の穴の部分から行っているようである。この穴にプラーナ粒子が高速で流れ込んでいる様子を何度も見ている。粒子は直線的に流れ込んでいるように見えるが実際は螺旋を描いている。粒子の流れは穴の大きさと同じ太さのチューブ状をしており穴の上に真っ直ぐ長く延びている。

この直線状の流れは虹色をしている(*3)が、これはおそらく融合チャクラが関係している。虹の七色はそれぞれのチャクラの色であろう。そしてこの真っ直ぐに延びる虹色の流れにはこれを軸に回転する円盤が何枚も付随している。円盤は粒子で構成されており、この円盤も虹色をしている。こちらも融合チャクラと関係しているようだ。

おそらくプラーナは回転円盤で取り込まれ、それがチューブを介して球状チャクラへ送られると思われる。

 

さて、この球状チャクラと私が目を閉じた時にいつも目の前に存在する粒子の渦巻との関係であるがそれはおそらく次のようなものだろう。
まず、粒子の渦巻であるがこれには二種類ある。一つは目を閉じた時に必ず視線の先に現れる渦巻、もう一つは目の前の空間全体に広がる大きな渦巻である。
視線の先に現れる渦巻は、実は渦巻ではなく光る粒子で覆われたチューブであり、私はこのチューブの中に居て真っ直ぐに伸びるチューブの内壁を見ているのだった。これは後に分かったことである。不思議なのだが渦巻の中心部を見続けていると目の前の空間が突然、立体空間に変わる。すると私がチューブの中に居ることがわかるのである。真っ直ぐ前方に延びるチューブの内壁を覆う光る粒子が渦巻のように見えたのだ(*4)。
もう一つの空間全体に広がる大きな渦巻であるがこれは渦巻というより光る粒子が同心円を描いているように見える。そしてこの空間では粒子は動かず空間が回転する。発光する粒子が張り付いた平面が回転しているように見えるのである。まさに銀河である。

私の前を真っ直ぐに伸びるチューブは球状チャクラの穴へ向かう直線的な粒子の流れ、回転する平面はチューブを軸とする回転円盤で間違いないだろう。

球状チャクラの観察は当然ながらアジナーチャクラを使う。だがアジナーチャクラを使いこなすのは難しい。アジナーチャクラでは何でも見ることができるが見たいものがそのまま見れるわけではない。“見たい”という思いが欲になるとだめだ。あくまで好奇心レベルに留めておく必要がある。だがこれが実に難しい。私は何度も失敗している。だから今私がやっている方法は“忘れること”である。潜在意識に刻み込んで忘れるのだ。そうすると早晩、アジナーチャクラに求めていた答えが現れる。
それと前回触れたがアジナーチャクラで見たものはありのままの姿を映し出すものではない。自分自身(意識)は宇宙レベルから素粒子レベルまで変化するし、見たいものを遮る障壁があってもそれを意識から外せば障壁は消えてなくなる。同じものを見ても全く違って見えるのである。こうしたことを知ったうえで映像を判断しなければならない。しかし、何が真実かと言えば、現れた映像はすべて真実である。映像に映った物体の大きさがどうとか、障壁がどうとかいうのは三次元的思考であり、三次元物質界における人間(の感覚器官)の視点である。チャクラを使うことは次元を超越した視点で見ることであり、こちらのほうが我われの本来の姿に近い。


(*1)ゴミというのは信念や感情による堆積物である。垢と言ってもよい。これらが正常なエネルギーの流れを阻害し、我われをカルマゲームに縛り付ける要因ともなっている。
(*2)チャクラに入るとそれが完全な球体であることがわかる。球状チャクラには穴開いており、この穴を覗くと前方に別の穴があるのが見える。そしてその穴の先にはこちら側と同じようにプラーナ粒子が渦を巻いている。このことからこの球体がトーラス構造であるのは間違いないだろう。
(*3)虹色をしているのは粒子が流れている空間であり、粒子に色が付いているわけではない。

(*4)目の前の空間に現れる粒子の渦巻がチューブの内側というのは確かだが方向転換を繰り返しながら回転しているのも事実である。粒子の流れは非常に速いのでチューブを外側から見ると粒子は直線的に流れているように見えるが実際は螺旋を描いている。