こんにちは。
京都発!
日本文化を伝えているお教室の先生や、小売店など販路拡大したい商店の方へ。
旅行会社に頼らず、外国人観光客をゼロから3倍に増やす独自の集客方法と、
価値を伝える接客英語を通じて、
今あるビジネスにプラスαの売上をつくる「はじめの第一歩」インバウンドアドバイザー
倉中梨恵です。
京都は、皆さまご存知の通り、観光業が非常に盛んな地域です。
京都市役所の前にも、「観光立国・・京都拠点」の文字が。
茶道や華道・着付け等の伝統文化のお教室といえば、先生のお宅に生徒さんが決まった曜日に集まり、お稽古をする・・というのが普通の「お教室」ですが、
京都には、観光客向けの「体験教室」が存在します。
例えば・・・
・着付け教室→観光客が着物を着て散策するための、「レンタルきもの」
・茶道教室→茶道体験
・いけばな教室→いけばな体験
等々、様々なコンテンツが、観光客向けに提供されています。
これらの「体験教室」に来られるの観光のお客様は、3パターンに分けられます。
1、修学旅行生
2、外国人観光客
3、その他日本人の一般の観光客
では、1~3を詳しく見ていきましょう
1、修学旅行生
修学旅行生の行き先って、昔から京都か伊勢か、広島って、だいたい決まってますよね?
最近は、高校生くらいになると、ハワイなど海外に行く学校も多いようですが。
京都は、修学旅行生向けの「文化体験」を提供している教室がたくさんありますが、
これを他の地域でも実現できるかというと・・・修学旅行生が来ない場所では難しいですね。
さらに、修学旅行生は、45分「1000円」などお求めやすい「学生料金」での提供が求められることも多いです。
班別行動の行き先に選んでもらえると良いですが、「学校全体のアクティビティ」としては、
小さなお教室が30名もの生徒さんを受け入れる場所を準備するのも、難しいですよね。
2、外国人観光客
東京、大阪、京都、富士山近辺など、「ゴールデンルート」と呼ばれる地域がある一方、
北海道や、長野、東北、四国、佐賀県などでも、「インバウンド」の取り組みは進んでおり、行政ぐるみで進めている地域もあります。
私たち、小さな「教室」が、いきなり外国人観光客を呼び込む拠点になることは難しいですが、
あなたの地域で、行政ぐるみで外国人観光客を呼び込む動きがあったり、既に「最近、外国人をたくさん見かけるようになったな~」と思われているのなら、チャンスがあります。
また、外国人観光客は、個人旅行をされる方が非常に多くなっています。
旅行会社を通しての「団体旅行」は減っている傾向があり、特に欧米圏では9割個人旅行です。
カップルやお友達、ファミリーでの個人旅行者なら、小さなお教室でも、受け入れできますね。
3、その他日本人の観光客
皆さんがよくご存じのとおり、「じゃらん」さんや「ことりっぷ」さんなど、雑誌の取材を受けると、それを見てこられる方が多いようです。
京都では、ハイステイタス感たっぷりな媒体として、「京都冬の旅」もあります。
しかし、雑誌は、「広告料」が必要な場合が多いです。最低でも、6か月で8-10万円とか、20万円とか、かかることが多いのではないでしょうか。
「取材」という形で無料で掲載してもらえると良いですが、日本人向けの観光は、「すでに老舗やみんなが取り組んでいる」場合が多いです。新しいお店や教室がいきなり取材を受けるのは、ちょっと工夫やコネクションが必要でしょう。
雑誌以外にも、「体験教室」の日本人向け予約サイトも多数ありますね。
「Asoview」さんとか、「じゃらん」さんとか。
これらは、小さなお教室でも、取り組みやすいので、登録するのも一つの方法でしょう。
ちなみに・・・私の運営しております、茶道体験教室「茶道体験古都」には、日本人の方も、もちろん来ていただいていますが、
「外国人のお友達と一緒に来店」される場合が非常に多いです。
「外国人の受け入れをしている」ことが強みとなり、外国人向けのサービスを必要としている日本人の方が、お友達を連れて来てくださるのです。
いかがでしたでしょうか?
修学旅行生が一切来ないような地域でも、
スパースが広くない、小さなお教室でも、
現在の知名度が低くても、
外国人観光客は、来てくれる可能性があります
近所に外国人観光客(特に欧米系の方)が増えて来ているな~と思われているなら、チャンスがありますよ