最近は、訪日外国人の人数からすると大部分を占めている中国・台湾・香港の方の「体験」へのニーズが高まってきていると言われていますが、
伝統文化に興味関心の高い国といえば、どこでしょうか?
日本へ来てらっしゃる人数は、中華圏に比べてまだまだ少ないものの、
「伝統文化」という視点で見ると、欧米圏の方は、非常に高い関心を持たれていることが分かります。
訪日前から高い割合ですが、訪日後も、「次回にしたいこと」としてて、「歴史や伝統文化の体験」と答えている人は増えている傾向があります
(2015年)
出展:JNTOhttp://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/jnto_databook_2016.pdf
茶道体験施設を運営している私自身の印象としても、
欧米圏のお客様が多い傾向があると思います。
毎日接客をしている私の感覚では、欧米圏の中でも、日系や中華系の方が高い興味を持たれている印象はあります。
これらの国の方たちは、アジア圏に比べて「遠くから来ている」方なので、滞在日数もアジアの方より長い傾向があるので、宿泊や飲食意外の「体験」にも時間を作られる傾向があるといえます。
アメリカのお客様は、
「私たちの国はまだ若くて、何百年前からある伝統ってないの。だから、伝統的なものを見られると、すごく感動します。」
とよくおっしゃいます。
歴史あるヨーロッパの方からも、お茶に関しては、
「私たちの飲む紅茶(イングリッシュ・ブレックファスト)は、ティーバッグ一つで入れられるし、お点前のようなものも、季節のカップもない。全然違う文化を見られてよかった。」
とおっしゃいます
「観光立国」の要素として、「伝統文化の体験」は必須要素なのです