外国人観光客の集客には、Facebookは必須だとよく言われます。
確かに、絶対にあった方がいいとは思いますが、そこから集客効果があるか?というと、微妙なことも。
その話はさておき、現在日本に来ている外国人観光客の中で1/4以上を占める中国人に情報を発信したい場合は、Facebookは、ほぼ使えません。
茶道体験に来られた中国のお客様には、「Facebookに写真アップしますね」と言っても見られないので、別途メールで、写真をお送りする対応を取ります。
中国では、TVやネットなどすべてにおいて、政府の管理下にあるため、国民が受け取れる情報は制限されているからです。
中国の富裕層VIPは、政府の制限下においても、世界の情報を得たいために、新聞社等にお金を払って、「制限なし」にするしくみがあるのだとか。
一般の人は、そう簡単にアクセスができないのですね。
世界的にユーザーが多いGoogleでさえ、中国国内においては、検索サイト「百度(バイドゥ)」に負けているのです。
そして、中国で情報発信のSNSでFacebookに代わるものとしては、WEIBOや、WECHATになります。
そのうち、WEIBO(微博)は20代、30代のネットユーザー層が多く、サイトを見てお買い物リストを考える方も多いそうです。
但し、WEIBOもWECHATも、情報発信しようと思うと、公式アカウントが必要になります。
個人アカウントでも、お友達がシェアしてくれると広がると、それなりに広がっていく可能性はありますが・・。
公式アカウントの条件としては、中国国内に会社が必要等条件をそろえる必要があるので、個人事業主としては満たしにくいものです。
地域のコンベンションビューロー等の活用により、自治体のアカウントで発信ができる場合もありますので、中国人をターゲットにしたい場合は、調べてみられると良いかもしれません。