〇きっかけ

 今回のごみの学習の全体を通して、「情報収集が難しい」と感じた。その点に関する私なりの考えを以下に述べていく。

 

〇ごみと情報

・リサイクルの範囲の違い

 自治体によってゴミ収集のルールが異なり、リサイクルの意識にもかなり差がある。真庭市では生ごみの分別収集、鎌倉市では詰め替えパウチのリサイクルが実施されており、とても進んだ印象を受けた。

 あくまで私の予想だが、人口が多い地域ではそれだけリサイクル資源になるごみもたくさん集まるし、リサイクルにかけられる費用も多くなるのでは?と予想する。

 

・情報量の差

 正直、今回情報収集がかなり大変だった。まず、当方の地域の清掃センターを紹介するようなウェブサイトがほとんどなかった。個人で清掃センターを見学することもできなかった。他の市によっては、分かりやすいホームページでごみ処理やリサイクルの過程を紹介してくれるところもある。施設見学が可能なところもあるようだ。

 この情報発信の差は意識の問題だけではないと考える。ごみ収集は営利目的の事業ではなく、なんとか税金で賄わなくてはならない公共事業である。そのため、ウェブサイトや清掃センターの学習施設化までコストをさく余裕がないのだと思われる。

 

・民間の素晴らしい取り組み

 ごみ問題に向き合う民間の素晴らしい団体も多数存在する。今回の学習がきっかけとなって、フードバンクやリサイクル工場が自宅の近くにひっそりと存在していたことを知った。しかしながら、こういった取り組みについての情報も、役場の隅に置かれたリーフレットぐらいでしか知ることができない。繰り返しになるが、こちらも広告費までさく余裕がないのだと思われる。私自身のアンテナを高く張っておく必要もある。同時に、リサイクルに関する情報が手に入れやすい世の中になってくれるといいなとも思う。

 

〇ふりかえり

 私が住んでいる地域が人口も少ない田舎である。田舎ゆえの情報の少なさ、取り組みの少なさ等から、ひょっとするとリサイクルは都市部よりも難しいかもしれない。それでも、たくさんできた野菜を近隣で分けたり、近所の先輩から学用品をおさがりでもらったりして、自分たちなりに取り組んできたと思う。

 ごみやリサイクルについてもっと情報収集しやすくなればいいなと思いつつ、私個人でできるアクションもまだあるはずだから、創意工夫を続けていきたい。

 

となり町にはマイボトルへ給水できる給水スポットがあるらしい。