Imagineシリーズはフィギュアスケート
とは関係なく思いを綴っています。
お時間がありましたら
よかったらお付き合いくださいね。
「言霊」っていうことがあって
私は発することでが悪い未来を
引き寄せるような言葉は
あまり使わないようにしています。
もし使うとしたら、自分の人生においてのみ。
自分以外の誰かに対して悪いイメージや
未来を、言葉で発することは
したくないって思っています。
不安の拡散。怒りの感情の拡散
偏った正義感の拡散は
したくないと考えています。
そんな中で
RE_PRAYの挨拶で羽生選手が
「事故ったり、刺されたり」
そんな風に話された時に
ドキッとしました。
それは、明日どうなるか
わからないという例えだった
と思いますけれど。
たくさんの理不尽すぎる週刊誌の報道
マスコミのメディアハラスメントによる
つきまといが発言に影響していない
わけはないと感じました。
そして、そんな未来は絶対に起きないように
ファンの祈りが、何よりも羽生選手自身が
これまで生きてきたまっすぐな道のりが
羽生選手を守ってくださるはずだと
そう強く思いました。
祈りました。
それとともに、自分のことを思いました。
自分は子どもの頃から、幾度も
「当たり前じゃない」ということが
人生の中で起きてきました。
天災ではないのですが
逃れようのない運命というものは
存在しているのだと
常々感じていて、それは
どうしたらいいのか
わからないまま
ただ、いつそうなってもいいように
今を大切に生きていたい
そう思うようになりました。
また今日は父の命日ということもあり
1年の中で「死」ということに
向き合う日でもあります。
父は４６歳で星となりました。
その時、自分は１７歳でした。
このことは過去のimagineシリーズでも
何度か綴らせていただいていますよね。
少女時代は苦しすぎて、
悲しすぎてわからなかったことが
年齢を重ね、親となって
はじめて見えてくる当時の情景があって。
そうやって、繰り返し反芻することで
あらためて「命」を考えたり、
気づかなかった「想い」に気付けたり
もしていますし、こうやって書くことで
誰かに見ていただける機会があることで
客観的にわかることも多くあり
本当に感謝しています。
私にとってみれば「あと半年」と
言われながらも3年間生き続けた
父との日々は
「もう今日で会えなくなるかもしれない
朝、起きたら、もういないかもしれない」
と毎朝、起きるたびに覚悟をする
そういう時間の積み重ねでした。
「 命っていうのは巡っていくし
でも巡っていくけれども
たった一つの今のこの人生を
ちゃんと生きてほしいって
そんな祈りを込めて
このストーリーを作りました」
羽生選手が語った言葉。
子供の頃からぜんそくを煩い
呼吸が止まりそうになり
「もう死んでしまうんじゃないか」
そんな恐怖で苦しんだことは
決して少なくないはずです。
いつも「生きること」を考える機会が
近くにありながら、成長されていった中
東日本大震災が起きて
圧倒的な自然の中の無力さ怖さ
何もできない自分への苛立ち
悲しみ、絶望、希望
さまざまなことを深く感じながら
人生をスケートに捧げて生きていくことを
逃げることもできず
受け入れて、そしていつしか
重圧を力へと変えながら
突き進んでこられたのかなって思うのです。
だからこそ、
「たった一つの今のこの人生を
ちゃんと生きてほしい」
当たり前ではない、この日々を
大切にしたいな。
そう思うお昼なのでした。
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空室が出た時にすぐに予約できるように
