引きこもりが事件を起こしまくって、じゃあヤツは家族とどんなツラして？

ヤツが両親をぶっ殺したとして、実年齢が出たら結構笑っちゃうな。53歳無職女、で顔写真が出てきたらすげえデブでブスでっていう。

ちょうどクソイナカでは新住民の流入が多くなって、人数的には新住民が旧住民を上回っている。だからマトモな新住民はヤツを奇異の目で見るだろう。旧住民みたく「心が綺麗だから」とか「受け入れない社会が悪い」とか「働かなくてもいいのよ」とか「他人に頭を下げる仕事なんてしなくて良いのよ」とか言いはしない。新住民からすれば「何だこのデブブス！自転車で昼間からウロウロしてんじゃねえよ!？５0突破しといて就労経験なし、ドコモやとわねえよ！」というのが本心だろうに。

ヤツも新住民が流入しだした初めの頃こそは、「昔から住んでいる人間のほうが偉い」という意味不明の発想を旧住民の仲間たちから叩き込まれ、新住民から浴びせられる視線を跳ね返すことも出来ただろう。そして時折新住民をムリヤリ参加させた行事で、立場として弱い小学生の女の子に向っていちいちケチつけまくって鬱憤を晴らしたりしてたのだろう…がしかし、力関係に逆転現象が起き、旧住民が徹底して見下され馬鹿にされるものとなった。原因は巨大掲示板における「●●地区に公務員が多いのは、みんな縁故だから。同じ苗字ばっかりで固まって、馬鹿じゃねえの」という中の悪い地域の人たちのリークが晒されたことによる。

以降旧住民は道を歩く際も、何か怯えたような、目が合うや急にそむけたような・・・当然無職でデブでブスな女も威張れなくなった。新住民をムリヤリ集め、無理難題を押し付け、言いがかりをつけ、という鬱憤晴らしの場もなくなり、彼女も引きこもりがち…

家族揃ってテレビを見ていたら、婚活という耳に痛い言葉が彼女の心を貫いた。「デブ子…お前もね、結婚だけが人生じゃないんだよ」というなり怒りを爆発させ「お前の教育が悪いんだ！！」などと叫びながらちゃぶ台を叩き、飛び散る味噌汁！また「引きこもり」という言葉にも彼女が過剰に反応し、「うるせー！」と叫ぶ声が聞かれた。新住民はそれを聞くに「あのデブブス、またやってんな、いつかあいつ親殺すんじゃね？」などと失笑を浮かべながら。同情するものは誰もいない。

彼女の部屋の前にはお盆がおいてある。朝昼晩プラス10時と3時のおやつという普通以上の食事を撮っておきながら、しかしじゃあ排泄物は?小水はペットボトルに排出され、大便は新聞紙に包まれ、どちらも夜に投げ捨てられる。当然異臭を放ち、新住民からの苦情が多発する。警察の対応も旧住民で有力者の関係者であることから、新住民に向って「まあそのくらいは・・・」となあなあ姿勢で行われていたが。

「オイ！くせえぞ！デブブスいきてんのか？」などと意地悪なうわさも彼女の聞こえよがしに流される。

彼女がおかれた状況は？親が死ねばどうなるのだろうか？彼女を不安と絶望が包む。やり場のない怒りはいつもの如くに「お前の教育が悪いんだ！」