안녕하세요.

 

【特別体験】熊本県益城町の中学校で講話!-part1:「毎日のプロデューサーになろう!」原稿

…に引き続き、今回の講和の経験を通じて感じたこと、考えたことを書き残しておきます!

 

 

1.講話をしてみた感想

(1)メッセージとストーリー選びが難しい!

講話をするにあたり、事前にいただいたリクエストは以下の2つ。

 

・子供たちの毎日が少し明るく、未来に希望が持てるような話

・なぜ勉強するのか?に関する考え方(先生たちが喜ぶ!)

 

「韓国×Youtube」を切り口に、上記のメッセージをお伝えするのが私のミッションでした。自分自身が話したいこと、運営側が期待していること、そして子供たちが聞きたいと思っていることをいかにわかりやすい言葉で面白く伝えるか。この部分が一番大切だと思い、ボリュームや難易度を考えながら整理していくのがとても難しかったです。最終的に、原稿に書いたような2つのメッセージを、何とかストーリーにまとめてみたという感じでした。

 

(2)みんなを巻き込むプレゼンテーションをしたい!

当日講話をしてみて一番感じたことは、聞き手を巻き込んでその場を作りあげていく難しさです。私が感じた課題は大きく2つ。

 

・授業、内容に無関心、ネガティブな印象を持っている子をどう巻き込んでいくか

・場の空気が盛り上がった後に、話を聞く体制にどう切り替えていくか

 

2点目については、積極的で元気いっぱいの子どもが多く、講話中も質問の手が上がったり、韓国語の紹介では想像以上にみんながノリノリで発音してくれたり、とても反応が良かったんです。それは良い展開ですが、次の話へ接続する際に、盛り上がった空気をぶつっと切るようになってしまった瞬間もあったので、その辺は臨機応変に全体の流れをディレクションできるようになりたいなぁと感じました。

 

 

2.子供たちの感想から

講話を行った夜は、スタッフの友人や先生方との懇親会。その際に、先生から子供たちの感想をまとめた冊子をいただきました。まさかこの短時間でここまでしてくださるとは思わず感激! みんなが書いてくれた感想をみていると、以下のような傾向がみられました。

 

・もともと関心のある子はさらに気持ちが高まり、具体的に取り組むことを書いてくれた

・韓国やYoutubeに対して無関心、ネガティブな印象を持っていた子も、講話を通じて気持ちの変化があったようだった

・韓国、韓国語だけでなく、広く海外、外国語に対する興味を喚起できた

・”すきなことをたくさんみつける”というメッセージが多くの子どもに響いているようだった

 

今回の講話がみんなの毎日にどんな影響を与えられるかわからないけれど、伝えたかったこと、感じてもらいたかったことは、お伝えできたのではないかと感じる内容でした。

 

この他に印象的だったのは、たくさんの子が知っている韓国語、講和で教えた韓国語を書いてくれて、韓国語の勉強をしたいです、と書いてくれたことです。私は韓国人でもないし、韓国語の先生でもないけれど、自分が大好きで学んだ韓国語を、すきだといってくれる子どもが多かったことが嬉しかったんです。

 

 

 

3.先生方の生徒たちに対する愛情を感じた

さて、今回の気づきはまだまだ続きまして。次は先生方との出会いです。教育学部の出身なので、教師をやっている友人もいるのですが、ベテランの先生方とお話をする経験はほぼほぼ初めて。

 

今回訪問させていただいた学校の生徒は元気でやんちゃな子がいっぱいで、先生は常に目を光らせていました。そして数秒おきに廊下に出て言っては「おい!」と注意。でも、大きな声で注意する先生とそれに受け答える生徒の間には、信頼感があって、そのやり取りが日々のコミュニケーションなのだろうなぁと感じました。

 

「もう、あいつら…すみません!」と繰り返しながらも、そのあとには「…でも、可愛いでしょ?」と続く先生の言葉に、子どもたちへの愛情を感じずにはいられませんでした。

 

夜の懇親会でも、先生たちの間では子供たちの話題が尽きません。困ったな~と愚痴をこぼしつつ、どの先生もどこか楽しそう。企業で働くのとは少し違った社会人の世界を体感して、私自身もキャリア教育を受けさせてもらった気がしました。

 

 

4.そこになくてはならない存在感の友人

そして最後に書いておきたいのは、今回の講話の機会をくれた私の友人!大学時代の就活時に出会った彼女は、新卒採用で入社した企業を経て現在の団体へ。学生時代から関心のあった領域で、将来やりたいことに向けて、今の活動をしています。そうやってストーリーのはっきりしたキャリアを切り開いている点もすごく憧れるのですが、今回のポイントはその彼女の存在感!

 

普段の活動に加え、特別授業の企画、運営に携わり、学校とのやりとりだけでなく、ボランティアの学生のサポートまで全てを担当しているんです。通常、学校に入りこんでいくのって敷居が高いと思うのですが、彼女は本当に快く学校に受け入れられていて、何から何までを任されていました。校長先生も自由にどうぞ、よろしくね、という感じで。先生方も、来年もよろしくお願いします、いなくならないでね!と言った具合。

 

益城に来てからの彼女がどれだけ誠実に一生懸命この活動に取り組んできたのか、どれだけみなさんの力になってきたのかが、すぐにわかりました。そんな風に自分の居場所や役割を作り出してきた彼女がとてもかっこよく見えて、私も頑張ろう!と元気をもらいました。

 

 

さて、最後に全体の感想を。

今回の経験を通じて、私は自身の経験が、次の世代の子どもたちにとってひとつのモデルとなりえることを実感しました。年齢が上がって少しずつ自分の立場や役割が変化していく中で、私は楽しそうな大人になりたいと思いました。自身の経験を振り返ってみても、楽しそうな大人が多い世界って夢があると思うんです。幸せそうな人を見ると幸せになるじゃないですか。言葉で説明する以上に、感じ取れる部分で前向きさや希望を伝えることって大切だと思うんです。だから自分もそうありたいと思いました。

 

おしまい。

 

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