夜勤明けの日が土日だと家に帰っても、ほとんど寝ることができない、それは子供が寝かせてくれないからなんですが・・・


先日も職場の納涼祭のため、また夕方に出勤しなくてはならなくて、少しでも寝たいと思っていたら、案の定1時間ほど寝ていたら起こしにきて、
「ばあちゃんがイオンに連れてってくれるって言ったんに連れてってくれないんだよ💢」
とまもなく5歳になる息子は怒っている。


うん、うん。とうなづいて、それはパパじゃなくて、ばあちゃんに怒った方がいいなとアドバイスをすると、またばあちゃんの所へ行ってすぐに戻ってきた。


仕方なくもう起きる覚悟をして、リビングへ向かい、リビングのソファでもう一度横になり、ばあちゃんと子供のやりとりを聞いていると、


ばあちゃんは「もう少ししたら行くよ」とか「着替えたら行くよ」とか子供に言いながら、全然行く気がなく。頭が痛いだの洗濯がどうだの、トイレに行きたいだの、今が1番暑い時間だのと言いつつ1時間以上子供を待たせておきながら、何故か寝ようとしている。


いい加減そのやりとりと祖母(私の母)の態度に、腹が立ってきてたので、子供に
「パパはまた仕事に行かなくちゃ行けないけど、少しでだけでいいならイオンに行こうか」
と言うと。子供はうなづき
「ばあちゃんが待たせるから少ししか行けんやん💢😭」と待たされた怒りとやっと行けるという解決からか、すごい号泣していた。



人のことは言えないが、大人は子供を必要以上に待たせている気がする。しかし、大人は子供を待たない。

大人は子供に「早く早く」とか「急いでしなさい」と言い。
子供は「まだ?ねぇまだ?」と待っててくれない。


何故このような現象が起こるのか、原因は色々考えられるが、その1つに大人と子供では時間感覚の違いがあるからだと思う。


それは次の法則からも考えられる。

その法則とは、
「ジャネーの法則」ある。

簡単に言うと、年齢を重ねる度に時間を早く感じる現象である。

よく両親や先輩などから、
「30代になり気づいたらあっという間に40代になっていた」とか
「1年があっという間」「もう1週間経った」
というような時間感覚は、年齢を追うごとに加速していくという現象である。


これはどういう事かというと、
単純に示すと
5才の子供の1年は、5分の1年であり、
50才の人の1年は、50分の1年となるからである。

人生全体でみた時の時間の総量から、年齢を重ねるごとに時間感覚が短くなるという、心理学的説明である。

なので
5才の子供の1日は、
50才の大人の10日に相当する。

つまり
子供を1時間待たせる事は、50才の大人でいうと10時間ほど待たされる事になる。
(※あくまで心理的にそう言えるという話)

それゆえ
大人も子供を両者とも待てずに急かす。

大人が子供に
「あと10分で片付けて」とか
「あと5分で準備して」とか言っても
子供の感覚からしたら
1分とか30秒とかなのかもしれない。



結局どちらも自分の感覚によって判断し、相手側に自分の意見や感覚を押し付けている。これは時間だけでなく、人はそういう行動をとりやすいと思われる・・・

ジャネーの法則によって、このジレンマが捉えられるような気がした。

小さい子供に限らず、高齢になるにつれ気が短くなったようか気がする両親などにもこの影響があるかもしれない。


そんな睡眠不足の苛立ちを抑えるために思考を巡らせてみた1日だった。