連日、猛烈に暑いですね!!
皆さん、水分補給して熱中症に注意しましょう!!
伊那谷@信州も猛暑の夏となっています。
今年、ハナアブの幼虫飼育に力を入れていたのですが、少し前に、ちょっと違うものに出会いました。
これはハナアブの幼虫に食べさせるためのアブラムシを採った際、一緒に採った草(庭のヨモギ)についていたものです。
ハナアブの幼虫のようですが、お尻の呼吸のための管が2本、離れて突き出ています。
ハナアブ…というよりかは、どちらかというとコバエの仲間のようです。
『これは、ひょっとしてひょっとするかも(胸の高鳴り♪)』
そう直感したため、この幼虫も大事に飼育することに。
翌日↓
((蛹です!!))
一緒に入れてある植物の葉の付け根、目立たない所で蛹を発見!!
この蛹、オモシロいことに、お尻にはべったりとウ〇コが!!
どうやら自分のウ〇コで体を葉の上に固定しているらしいのです!!(@@)わぉ!
さらに待つこと10日。
蛹から、銀白色の美しいコバエが誕生しました!!(拍手~8)
シロアブラコバエ属の一種 Leucopis sp. 体長1.5㎜(←小さい!!).
アブラコバエ科 Chamaemyiidae は日本で3属12種が記録されている小さな分類群。
普通の人が見たらただのコバエですが、ふっふっふ、何を隠そうこのコバエ、「アブラムシ専門」なのです★
アブラコバエの幼虫はヒラタアブ類の幼虫と同じく、アブラムシを捕食するプレデター。
さらにその成虫は、葉上の甘露や、種によってはアブラムシを刺激して甘露を出させてそれを舐めとるという、アブラムシに極度に依存した生活を送っています。
あまりにニッチな生活をしているため、私もずっと恋焦がれ、何年も草むらを凝視してきたのですが、まさかこんな形で出会うことになるとは!!!
まさに瓢箪から駒、棚から牡丹餅!
いや、執念の勝利ということにしましょう!!
何年も待った甲斐がありましたよ~8
じつに美しいハエじゃあ~~8
自分が忘れず、諦めず、一途に想い続けていれば、いつか出会いはあるものです。
それが巡り合わせであり、幸運というのは、そういうものなんだと思います。
新しい、ハエとの出会いに、乾杯です☆