昨日、大腸内視鏡検査を受けてまいりました

1年半前の検査では

こんなのが出来ていまして、内視鏡的切除してくださった先輩も「これは早期癌かも、それも進行癌の手前かも」とおっしゃられ、私自身もそう考え覚悟しましたが、細胞検査の結果はギリギリ良性でした。。。

今回は。。。

切除部の再発もなく、他の部位にも異常はありませんでした

すごい。。。解放感。。。

うちで検査を受けられる患者さんの気持ちが痛いほどわかりました

医者もただの人ですから、大病もするし、メンタルも病みます

でもこういう機会に改めて患者さんの気持ちを感じる事は凄く大事だなと思いました

 

最近。。。

 


なる話題が出ていますが、ほんとマスコミはセンセーショナルに打ち出せば数字稼げるしか考えていないので、誤解を生むような記事が非常に多いです。この話題の元を発表した藤田医科大学の先生の見解です

 

 

 

 

 

 

以上です

安心して、ワクチン接種に取り組んでください!

 

 

 

 

 

現時点(7/13)で8月10日、11日分は枠が埋まりました。

8月17日以降分の予約となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワクチン非接種の方は差別はしませんが、区別はします

コロナが感染症2類の間は、接種者がマスク解禁となっても、非接種者におかれましては院内ではマスク着用をお願いするとかです

公衆衛生という観点は重要です

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にちょっとだけ愚痴。。。

 

 

たまには本音。。。

 

 

従業員1万人の企業が12倍のワクチンを確保したり、某大学が何倍もワクチン確保した上に数千人分廃棄したり。。。

選挙も近いので利権絡みもあるんでしょうけど、ほんとに国民の事考えてくれる政治家っていないんでしょうか

次の選挙は棄権も考えてます。。。悲しいことだけど。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引き続きガンバリマス!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日から2週目の接種が始まりました。

既に35人の方に接種が終わり、現状特に問題もなく、一安心です。

 

私はというと、5月13日に2度目の接種を完了しております。

一回目は軽い筋肉痛のような痛みが一日、二回目は高熱は出ず、37℃前後を行ったり来たりが翌日の夜まで、体のだらしさが続きましたが、二日目の朝にはスッキリしていました。

歳も歳なんで、副反応が弱い分、免疫の出来も今ひとつなのかもです笑

データ的にも若い人の方が副反応も強く出ますが、出来る免疫量も多いです。とはいえ、高齢の方でも重症化予防に十分な免疫量は出来ますのでご心配なく。ただし、ブレイクスルーといって、接種しても感染する方が約1割おられます。国民の6~7割がワクチン接種を終えれば「集団免疫」が成立すると言われていますので、接種を終えても、集団免疫を獲得する日までは、現在の3密回避やマスクなどの生活上の注意は続けていかないといけません。優先接種はあくまで「重症化」しやすい方からの順番であって、「かからなくなる」順番でないことは理解しておかないといけません。

 

うちはそろそろ、かかりつけ以外の方の接種も始まります。

安全、安心を心がけていきたいと思います。

 

7月6日からの週の接種予約受付は6月11日からです。

 

当院の庭の白いツツジが満開です!!!


バタバタしてると身近にある、こんな癒やしを見過ごしたりしちゃいますね(反省)

 

インフルエンザも毎年流行しそうな株を予想してワクチンを作ってますが、流行の株が違うとその有効性は弱くなります。

新型コロナウィルスも同じです。

インフルエンザも新型コロナウィルスもワクチンの重要性は同じですが、インフルエンザ診療を医療機関が普通に出来る理由はやはり「治療薬」の存在です。インフルエンザの流行株が何であれ、A型だろうがB型だろうが、治療薬によっては全部効きます。我々医療人のほとんどがインフルエンザのワクチンを接種していますが、数年前に同じ冬に私が二度インフルエンザを発症したように、ワクチンを打ったから絶対に発症しない訳ではありません。ただ今はタミフルやリレンザ等々のお薬で、症状の出る時期を短縮できるし、重症化を防ぐことも出来ます。

 

米ファイザー、新型コロナ治療薬の治験を開始 経口型

 

これは期待ですね。

しかし、日本はこういう治療薬を作るのは得意なはずなんですが、どうなってるのかなあ。。。

日本のワクチンはなんとなく安全という誤解がありますが、国産だから安全、国産だから効くって訳でもありません。基本は日本で臨床実験は出来ませんから、大規模な物は海外で行います。

ただ国産があれば、今後国際情勢で日本にはワクチンを渡さないなんて事態にも対応できる事が大きい訳です。

日本のワクチンに期待してますが、むしろ国産のコロナ治療薬に大きな期待を持ってます。

それまでは自己免疫を高め、ワクチンをしっかり打っておくことしかできる事はありません。

宮崎の一般の医療関係者のワクチン接種も4月後半から5月にずれこんでいってるようです。

自分が打ったらきちんと状況報告しようと思います。

 

最新情報等はこちらでつぶやいております。。。

https://twitter.com/inada_antiaging

時には医療無関係のことも。。。失礼照れ

 

 

コロナ後遺症の味覚・嗅覚障害 ほとんどの患者が「亜鉛不足」

 

味覚障害のみならず、亜鉛はコロナ感染症の重症化予防に重要と言われています。

点滴療法研究会の提案は下記。

 

「ウイルス感染症予防のために摂取すべき5つの栄養素」

・ビタミンC:3g/日以上

 ビタミンCは免疫システムをサポートし、ウイルスを殺すのを助け、感染症状を減弱する役割を担います。

・ビタミンD3:2000/日

 ビタミンD3は免疫機能に深く関与します。

  2000IUは鮭2切れほどで摂取することができます。

・亜鉛:20㎎/日

 亜鉛摂取により有意に風邪症状の緩和が見られたという論文が存在します。

・セレン:100μg/日

 エボラ出血熱への対策でも活用されました。

・マグネシウム:200ー400㎎/日

 マグネシウムは日本人のほとんどが不足しており、それによる免疫力低下が懸念されています。

 

私自身はマグネシウム以外はきちんと摂取しています。

亜鉛、セレンはこれの2カプセルでもいけますよね。

ビタミンCは必要量をきちんと摂るのが難しいので、当院でもLypo-Cを取り扱っていますが、それ以外はドラッグストアで販売してる物でも十分摂取できるし、コスパも良いです。

コロナに関わらず、健康維持にも必須の栄養素の摂取は重要です。

是非、取り入れていってください!!!

 

追記)ビタミンDに関するスライドです。

対新型コロナで「終生免疫」の可能性、動物実験で発症予防効果確認

都医学研ら生ワクチン作製、臨床開発へ

東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議に出席した小原氏は、「接種後1週間という短期間で、ウイルスの細胞内への侵入を防ぐ中和抗体の産生と、細胞性免疫を誘導するという2つの働きを確認できた」と説明。その上で、「付与された免疫は長期に渡って持続し、かつ抗原変異に対応可能な幅広い交差反応性を持つ免疫の誘導も期待できる」との認識を示した。

 

日本のワクチン開発も頑張ってますね。

現状は海外で開発された物を接種するしかないのですが、より日本人に合う、より質の高い物が、時間はかかっても出てきて欲しいと思います。こういう話題は凄く勇気づけられます照れ

 

モデルナ社の新型コロナワクチン、400万人でのアレルギー反応/CDC

米国で2020年12月21日~2021年1月10日に初回投与されたModernaのCOVID-19ワクチン接種404万1,396回で、10例(2.5例/100万回)にアナフィラキシーが発現し、9例は15分以内、1例は45分後に発現したことを、米国疾病予防管理センター(CDC)が2021年1月22日に発表した。

アナフィラキシー発現例の年齢中央値は47歳(範囲:31~63歳)。接種から症状発現までの中央値は7.5分(範囲:1〜45分)で、9例が15分以内、1例が45分後であった。10例すべてがアドレナリン(エピネフリン)を筋肉内投与された。6例が入院(うち集中治療室が5例、そのうち4例が気管内挿管を要した)し、4例が救急科で治療を受けた。その後の情報が入手可能な8例は回復もしくは退院した。アナフィラキシーによる死亡は報告されていない。

 

徐々にワクチンの色々な事がわかってきてますね。

私自身はこの世にリスクゼロの物はないと思ってますので、リスク対応が可能な物であるなら、ベネフィット(利益)の大きさを選択したいと思います。うちにかかっている患者さん、もっと言えばスタッフにさえ、接種を強要するつもりはありません。

ワクチンの基本は「かかっても重症化しない」ことです。現状、かからない、もしくは人にうつさない効果は未知数です。

ワクチンを打っても、三密防止やマスクの着用は継続して必要になります。

確実に有効な治療薬、そして最初の記事のようにワクチンがある程度の期間の有効性を担保出来ること、これがないと元の世界には戻れないでしょう。

 

偏った食生活や運動量の低下などが原因となるフレイル。実は、元気そうな高齢者でも注意が必要

ステイホームが推奨され、家でずっと過ごすため、筋肉量、特に速筋(素早く動く際に必要な筋肉)が低下して、寝たきりになりやすくなる「フレイル」を起こす、特に高齢の方が増えてくると思われます。

筋肉の素になる「タンパク質」をしっかり摂取していくことは重要です。

そして、エビデンス(効果のある証拠)がある、「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」の服用も有用です。

 

私は40歳になって、フットサル(室内で行うサッカー)を始めたので、機敏な動きを要求されるスポーツだけに、年齢と共に著しく落ちていく速筋の量を維持する為に、牛車腎気丸を服用し続けてきました。

高齢になると、例えばマラソンのように長く筋肉を使うスポーツは良いのですが、機敏に反応して動く時に使う筋肉が少なく、そういうスポーツが苦手になったり、また転倒も増えてきます。

今のように、ステイホームで運動量が減ると、更に速筋の減少に拍車がかかります。

室内でも出来る運動とともに、牛車腎気丸を使う。。。有効だと思います。

牛車腎気丸は保険医薬品です。

 

宮崎もコロナウィルス感染者が増加しています。

と言って、経済も止まり、また受診控えでコロナ以外の大きな病気のリスクをかかえた方が重症化、急変などをされておられます。

待たれるのはやはり「集団免疫」、ワクチンですね。

あなたはどうするの?と聞かれたら、順番が来たら迷わずに受けます。

リスクとベネフィット(利益)、ベネフィットが大きく上回ると思うからです。

 

今日のある記事にファイザーのワクチンのアレルギーに関するデータがありました。

 

「米国で2020年12月14〜23日に初回投与されたPfizer-BioNTechのCOVID-19ワクチン接種189万3,360回で、21例(11.1例/100万回)にアナフィラキシーが発現し、そのうち71%は15分以内に発症したことを、米国疾病予防管理センター(CDC)が2021年1月6日に発表した。」

0.00111%ですね。非常に稀です。

 

「投与から症状発現までの中央値は13分(範囲:2〜150分)で、15分以内が21例中15例(71%)、15〜30分が3例(14%)、30分を過ぎて発現したのは3例(14%)であった。治療については、21例中19例(90%)がアドレナリン(エピネフリン)で治療され、1例は皮下、18例は筋肉内に投与された。21例中4例(19%)が入院し、17例(81%)が救急科で治療を受けた。その後の情報が入手可能な20例全員が回復もしくは退院した。

 アナフィラキシーではないと判断された154例のうち、86例は非アナフィラキシー性のアレルギー反応、61例は非アレルギー性の有害事象と判断され、7例は調査中という。」

起こるとすれば接種後短時間、よって接種後一定時間観察する必要があるかもしれません。

 

「21例(11.1例/100万回)がアナフィラキシーと判断され、うち17例はアレルギーまたはアレルギー反応の既往があり、そのうち7例はアナフィラキシーの既往があった。」

元々アレルギーがあり、何らかアナフィラキシーを他の要因で起こした事のある方が要注意のようです。

アレルギーのある方は、接種後、一定時間の観察、起こした場合はアドレナリン(エピネフリン)の治療で回復可能なようです。

 

海外が接種で先行しているので、ある程度の情報を得た上で、日本では接種が始められるようです。

日本人はリスクゼロが大好きですが、その分、得られる大きな利益も失っています。

機会喪失というのですね。

種々の医学的情報を得て、専門医はワクチン接種に臨むと思います。

また情報があれば、紹介していきたいと思います。