佐良山城 旧苫田郡加茂町 | 山城攻略日記

山城攻略日記

北海道から沖縄まで、日本全国の有名所の城を旅し…
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佐良山城(津山市加茂町公郷)

「東作誌」は東北条郡公郷上村の「佐良山城」として、城主は川端丹後守、山へは西と東からは四十間、上段(二十間四方)は堀を廻らせ幅二間の堀切あり、城主の居館があったという二ノ段(南北四十間、東西十五間)、二ノ段と堀切を隔てて西に稲荷の祠を観請する約二町の平地があり、山名は皿を伏せたようであることによると記す。『美作古城史』には、山上は開拓され人家がある、『加茂町史』は、現地は果樹園の開拓でその姿を留めず上段の位置に稲荷が移されていると記す。
天正十一年(1583)八月六日「石米・佐良山両城」へ宇喜多勢が兵を籠め、また因幡口へ荒木重堅が出勢してきた。対して高山城に籠城していた草苅勢は八日に重堅と交戦、十八日に「河端居城石米」へ出勢し山下で合戦、また同日、「佐良山口」でも合戦し、いずれも多くの首級を挙げている(「閥閲録」)。
(※美作国の山城より)
南西五郭東帯曲輪
南西五郭
南西四郭
南西三郭
堀切
稲荷社の祀られた南西二郭
南西二郭の南東土塁
南西二郭の東土塁
主郭
主郭の南東土塁
主郭の奥で薮に覆われた祠
北東七郭

佐良山城遠望
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