わたしは巨大生物パニック映画が好きだ。したがって、オオトカゲの恐怖を描いた99年の米映画「コモド」(原題 Komodo)もまた好ましい。フロリダ沖に浮かぶ島で、ひと夏の休暇を過ごしていた家族が何ものかに襲われた……。唯一の生存者である15歳の少年パトリックがショックで塞ぎ込んでいるため事件の真相は謎に包まれたまま。女精神科医のヴィクトリアは、彼のトラウマを解放すべくあえて島へと帰還する!そして、一行が惨劇の起きた家に着いた夜、突如現れた……。それは突然変異を起こしたコモドドラゴンの群れだった!「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」などでSFXを担当したマイケル・ランティエリの初監督作品。

 

 

 

んで、

 

群れでもないが……襲われてもないが……突然変異でもないが……、

 

オオトカゲのお話し。

 

 

 

今週水曜日、東京は北区。「アパートの窓に、トカゲかワニのよなもんが張り付いとるっ!」との110番通報が!駆け付けたポリスメンの眼前に現れたのは……!網戸を忍者のように這う、2m近くはあるでっけえトカゲであった!この様子を撮影した近隣の方は、「ジュラシック・パークかと思った」と興奮気味。さらに「これ観たから、映画館行かんでいいですわ」と、言ったとか言わなかったとか。

 

それはさておきそのトカゲちゃん、このアパートに住む方のペット。飼い主旅行中の隙を見て、演じられたプチ脱走劇じゃったとか。連絡受けた飼い主さん。「旅先故戻れずっす。なんとかしてぇ(泣)」とのこと。結局警官10名ほどで捕獲、一時"拾得物"として保管、ほどなく友人が回収、じゃったそうです。にしてもそのご主人。その後の旅は”心ここにあらず”、帰宅後は交番・警察署へのお詫びまわり、さらに友人には高級焼肉をご馳走などなど、散々な夏休みとなったことでしょう。まっでも、ケガ人なんぞも出ず無事解決。メデタシメデタシ!

 

 

 

なんでもその脱走者、ミズオオトカゲという種類。専門家曰く、2番目に大きいトカゲ(1位はコモドでしょうね)、3m100kgにもなるのも!なれど意外と臆病で、自ら襲ってくることはないそう。故にペットして人気が高いんだとか。

 

 

 

しかーーーし!

 

いつ何どき突然変異し、巨大化し、凶暴化し、人々を襲い喰らうやもしれませんっ!飼い主さんたち、注意してお見守りをっ!

 

以上、お騒がせトカちゃんのお話しでした。ごめんなすって!!!

 

 

「怖いですねぇ〜」

 

映画「Gila!」(12年 米)より。

 

Kenzzi