Steingraeber A170が、やって来た! | 東京・新宿 輸入ピアノ.com オーナー伊藤のひとりごと

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Steingraeberとの総代理店契約に至った経緯

 

 

今日、2018年4月19日、漸く待ちに待ったSteingraeber(シュタイングレーバー)のA-170というグランドピアノが、「輸入ピアノ.com」に、展示されました。

昨年の秋に、私のショールーム「輸入ピアノ.com」に、6代目の社長Mr. Udo Steingraeber奥様は勿論、7代目の跡継ぎになる筈のご子息と、お二人のお嬢様とご家族全員で、ご来店頂きました。

Bayreut(バイロイト)、在住歴が40年の、日本人の地元大学の先生・Winter和子さんが、仲立ちの御蔭でした。

ネットやお知り合いの情報をもとに、我が社に白羽の矢を当てたようです。それから、メールや電話でやり取りし、昨年末、めでたく「総代理店契約」を結びました。その後、私と秘書のAの二人で、バイロイトのSteingraeber社を訪ねて、私の、お耳にかなうピアノに出会いました。

今月のまさに19日に、念願のSteingraeber A-170が、第一号として店頭展示に至りました。

 

 

Steingraeberピアノの特徴

 

現在ピアノの製造を継続しているピアノ・ビルダ―の中では、最も古く1820年創の創業です。Steingraeber一族が、しかも、総社員数は、30数名で、実際にピアノの製造に、携わっているのは、何と20数名しかいないそうです。

その20数名で、1年間に約30台のグランドピアノを製造しているようです。

ヤマハは、1日で、約30台のグランドピアノを製造しています。

実は、今月のある日、ヤマハ掛川工場を訪ねる機会がありまして、娘に誘われるままに、東海道新幹線に乗り込みました。

掛川駅からタクシーに乗り、ヤマハ掛川工場に辿り着きましたが、既に、午後の1時半からの工場見学は、既にスタートしており、何とかほかの10数名と合流できました。

そこで、驚いたのは、Steingraeber社と同様に、人間の少なさです。

しかし、ヤマハに在って、Steingraeber社にない物は、コンピューターに管理された自動機械です。いやむしろ、そこでは、もはや人間さえコンピューターに、管理されていました。

そういった典型的な「機械生産」「大量生産」型の、ヤマハの製造方法を見るにつけても、Steingraeberのゼロから全て手作りの手法が、なんと対照的なのだろう、と驚かされずにはいられません。

「どちらがいい」という訳では無く、この21世紀の現代に於いて、これだけ「ピアノ」という楽器ひとつ取っても、多様性がまだ残っているのは素晴らしいことですし、日本では(おそらく多くの方に)馴染みの薄い、現代の「マニュファクチャー(手工業)の生き残り」のfigure(形)であるSteingraeberの実際のグランドピアノを、当店で見て、弾いて、実際に聴いて頂ければ幸いです。

 

Steingraeber A-170の特徴

 

 

一つは、この写真が、その全てを証明しています。

写真上部の高音部のカーブが、非常に緩やかなことです。しかも、写真左側のカーブも同じようにとても緩やかな円状のもととなっています。

その結果、響鳴板全体の面積が広くなっています。

それは、究極的には、奥行き170㎝ではなく、おそらくは、180~200㎝級の

迫力と深みのある音色が得られることを意味しています。

更にはー必ずしも、A-170に限らないのですがーSteingraeber社のハンマーの、他社のそれとの形状の違いです。

 

 

 

 

 

 

 先端部分と、両横への広がり具合は明らかです。この違いは、レンナー社と共に、生み出したSteingraeber独特のものです。

この違いが、ピアノに新しいドラマを創造させました。このハンマー自体の大きさは、非常にパワフルな音量を保証し、また、深みのある暖かな音色を実現しています。さらには、整音技術上、あらゆる可能性をピアノ技術者にもたらしました。

サンドペーパーによる削り取りも、ピッカーによる針刺しも、硬化剤による塗り固めも、基本的には、そのピアノが持つ発音性能には、影響しないのです。

 

近々、こういったSteingraeber特有の音を、一人でも多くの方にお聴き頂く為に、試弾会を計画中ですので、是非とも、ご参加いただければ幸いです。

 

 

 

 

輸入ピアノ.com

伊藤拝

 

 

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