尾行編から次の段階…今回は張り込みについてお話しましょう。

取材対象の“ヤサ”が割れたら、次は張り込みという過程に移行します。
一戸建てや高層マンション…など、居住形態で張り込みの方法もそれぞれ変わります。

高層マンションのケースで厄介なのは、マンション内にある複数の出入り口です。
取材対象者はどの出入口を使うのか?
これを確認するために、何日もかけて複数の出入り口の動きをチェックします。

少し前まで、星野源は渋谷区神宮前の集合住宅に住んでいました。
星野の出入りはほぼ裏口で、私の知る限り正面玄関を利用することはありませんでした。

当時の取材で印象的だったのは、星野の動きを息を潜めて探っている中、変装した女優の二階堂ふみが何度となく、犬を連れて張り込み車輛の前を平然と通り過ぎていったことです。散歩中の犬に、張り込みはバレていなかったようです。

取材対象の生活動線が確認出来れば、次の段階から忍耐…とにかく忍耐だけの張り込みが始まります。生活動線を中心に、毎日張り込み車輛のポジションを変えながら、取材対象を追い続けます。
ここで重要なのは、張り込み車輛が取材対象の視界の中心に決して入り込まないようにポジションを確認すること。

②につづく